見出し画像

World Ballet Day

今年は11月2日。世界の主なバレエカンパニーがレッスン・リハーサルを見せる日。時差があるので、ヨーロッパのバレエ団の映像が見えるのは夕方以降になったりする。レッスンだけでなく、カンパニーの雰囲気も垣間見えて面白い。
毎年じっくり見ているわけではないけれど、今回はどこもレッスン着が地味だなー。黒ばかり。ボロボロのTシャツなんて誰も着ていない。普段は派手なレオタードやパンツやTシャツを着ていると思うのだけれど、ダンサーがいろいろ考えたり、上から指示されたりするのだろうな。しかし(自由なスタイルでレッスンを受けているはずなのに)あまりに揃っているのも不自然。
普段の姿を期待するのは素人の願いであり、カンパニーとしては宣伝の機会ととらえるはず。上層部はいろいろ考えているはず(普段のレッスン風景をお伝えしますなんて考えていたら、その時点でダメだろ)。
他のカンパニーのアンシェヌマンなんか採り入れているだろうし、その場を共有しなくても交流できてしまう時代ならでは。すごい時代だ。みんなで一流カンパニーのアンシェヌマンを真似しよう!

ピアニストがよく聞く曲を弾く。CDかと思うくらいメジャーな曲を弾くカンパニーも。いやー。ちょっと驚き。緊張して普段の力が出せないのか。それとも上層部から指示があるのか。日本で働いているピアニストさんたちの方がレベル高くないか。みなさん、海外に出るチャンスですよ!オーディションがあったら遠慮なく!!

日本の新国立バレエ団のコメントにマスクについてけっこう書いてあるけれど、バレエ団だけの判断でマスクを外せる状況ではないし(マスクを外していたら、それはそれで非難の嵐だろ)、マスクをしていたのは日本だけでなく韓国もバーミンガムも。

カメラワークやレンズのせいなのか、窓の位置のせいなのか、日本のダンサーは映えなかったな。やってること・レベルは低くないのに。空っぽの棚とのっぺりした壁(大きな格子模様?)、壁と同色のリノリウムばかりが目立つ。照明も暗い。舞台上でレッスンして、女性はポアント履かせてがんがんフェッテやらせればいいのに。その周りで男性ががんがん跳ぶ。どこかのカンパニーの真似だけど、他のカンパニーでもやってたよ。

日本のバレエのレベルはこんなにすごいんですよ!って宣伝しないと。黒や白のレッスン着でマスクして、ただでさえ個性が見えないんだから。全員カラフルなレオタード着るくらいやらんと(まあダンサーにしてみると嫌なイベントなのかもしれないけど)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?