8,194km離れた自然豊かな国スウェーデン、もうすぐ蒼い風の翼に乗って
自然享受権
スウェーデンは北極圏に近い縦に長い国です。
首都ストックホルムを軸に
北と南に森をぬって道路と汽車が走っています。
それぞれ大まかに文化的な相違があります。
南スウェーデンはガラスや家具など、
北へ向かうと手工芸などを中心に、
芸術産業が発展しています。
スウェーデンの人々の誰もが
平等に豊かな自然を得る権利を定めた国です。
自然はみんなのもの、
すべての人々が
自然のめぐみを自由に得る権利を持っていると定めた
「自然享受権」は
バイキング時代より以前から存在する
スウェーデンの全国民に与えられた権利です。
小さい頃から親しみ、
生きることに必要なことを教えてくれる自然は
「みんなのもの」であると定めています。
それはみなが自然を守るという、当然の義務も含んでいます。
森を歩いて
●やっていいこと
野生の木の実やキノコ、
花(天然記念物以外の)は摘んでもいい
地面に落ちている枯れ枝や小枝は拾ってもいい
宅地以外、私有された橋を使わなければ、
散歩も泳ぐこともできる
●やってはいけないこと
自然の中にゴミを捨てること
低木、木の枝を折ること、
伐採されて積まれた薪を盗ること
小鳥の巣を壊し、卵を盗ること
他人の宅地の垣根を越えて入ること
閉まっていた柵を開けたままにすること
魚権の許可証なく釣りをすること
ずーっと受け継がれてゆく責任を
そんなに長期に守り続けて行けるのは、
幼い頃から自然に親しみ
自然の大切さを学んでいるからなのだと思います。
二人の女性作家が書いた童話
「長くつ下のヒッピ」
「ニルスの不思議な旅」も
自然の中で
どのように
しあわせを感じ豊かに生きるかを教えています。
石ころのお話
岩盤の上にあるスウェーデンには、
地震は起こりません。
森の中にも湖の岸辺にも、
たくさんの岩や石が落ちています。
石畳の道路も続いています。
寒さに震える季節には
岩もまるで氷のように冷たく、
時々休む夏の日の大きな石椅子は、
暖かな心地よさです。
コロナ禍になる前にストックホルムで開いた私の個展で、
布の石を発表しました。
「心の中に重くある苦悩という石っころ、
取り出してみたら、こんなに軽いものだったのかと・・・」
硬い岩が壊れて小さな丸い石になるまで、
60年の歳月がかかると言います。
歳月に、風雪に、晒されて石っころは丸くなります。
心の重荷は本当は丸い軽いものなのかもしれません。
深く重く感じないで、しあわせでいて欲しいと・・・
私の仕事の一つ、Arts in Hospital
豊かな病院環境UNESCOプロジェクトを
スウェーデンで学びました。
長年の使用に耐え、
軽い見栄えであっても重厚さを持ち、 安堵感のある手作りの伝統的北欧家具は、整形外科医には最適です。 のぞみクリニック(整形外科)全5軒共に使用しています。
旅の途中ですが、フィーカしませんか。
カフェに立ち寄ると必ずあるパンケーキ
レシピは山のようにありますが、
私が度々作る大好きなレシピです。
材料:
卵 2個
牛乳 400cc
砂糖 大さじ1
塩 少々
バター
作り方:
①卵、牛乳、砂糖、塩を混ぜ合わせなめらかにする
②フライパンにバターを少し入れ、
1をフライパンの大きさまで薄くのびる程度に入れて、
クレープほどの厚さで焼く
③直径ふ20cmぐらいのもので約10枚焼けます。
生クリームやジャムを付けてもいいし、
夕食などにはハムとほうれん草のソテーなどを巻き込みます。
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