はじめて買ったCD「LINKIN PARK『METEORA』」〜ただかっこいい音楽が正義だった〜
はじめに
募集されてるお題の中で、書いてみたいなあって思うお題があったので今回は、僕がはじめて自分のお金で買ったCD、LINKIN PARKの「METEORA」との思い出を書こうかなと思います。
①LINKIN PARKとは
リンキン・パークは、アメリカのロックバンドです。ジャンルとしては、オルタナティブメタルとかが近いのかな。
メンバーは、
チェスター・ベニントン(ボーカル)
マイク・シノダ(ボーカル、MC、ギター、キーボード)
ブラッド・デルソン(ギター)
フェニックス(ベース)
ジョー・ハーン(DJ)
ロブ・ボードン(ドラム)
の6人です。
ウォール・ストリート・ジャーナル『史上最も人気のある100のロックバンド』12位にランクインし、21世紀で最も売れたとされるバンドの一つと言われています。
グラミー賞を2回受賞しており、全世界累計セールスは1億枚を以上を記録してるモンスターバンドです。
②LINKIN PARKとの出会い
小学生の時に、マイケル・ベイ監督の「トランスフォーマー」(主題歌がLINKIN PARKの「What I've done」)が公開され、
「なんじゃこのかっこいい映画は!!」
と感銘を受けたのがLINKIN PARKとの一番最初の出会いでした。
といいつつ、当時は激しい洋楽のロックは好きではなくて、LINKIN PARKをちゃんと聴くようになったのは、中学一年生の時に友達に勧められてからでした。
中学生になった僕は、洋楽やロックへの抵抗がなくなり、BON JOVIやQueen、Aerosmithなどのロックバンドに陶酔してました。
当時の僕にとっては、
ただかっこいい音楽が正義でした。
歪んだエレキギターの音、タイトなドラムの音、ズシンと響くベースの音、そしてパワフルなしゃがれたボーカルの声。
ああ、こんなにもロックというのはかっこいいのかと、周りが流行りのJ-POP(多分flumpoolとかヒルクライムとかGReeeeNとか流行ってた)を聞いてる中、ひたすらロックの沼にハマっていきました。
その中で出会ったのが、LINKIN PARK。
ボーカルのチェスターの、美しすぎるシャウトに心を奪われました。(何度シャウトを真似して、喉を枯らしたことか)
すごくヘヴィなサウンドなのに、現代的で新しい音がたくさん詰まっていて、そしてラップとシャウトとメロディが折り重なるボーカルパート。
かっこいい。カッコ良すぎる。
これはロックでもメタルでもない、LINKIN PARKなんだ!
感銘を受けたanagon少年は、
近所のBOOK OFF(CDショップじゃないんかい)に駆け込んでました。
③はじめて買ったCD「METEORA」
駆け込んだBOOK OFFのCDコーナーの隅っこの洋楽コーナーの「L」の札だけを目指し、見つけたLINKIN PARK。
僕がLINKIN PARKにハマった頃には、すでにアルバムが4枚出ていたのだけれど、
とにかくかっこいいが正義だった僕は、
ハマっていた「Faint」「Numb」「Breaking the Habit」の3曲が入っていて、なんか名前がカッコよくて、ジャケットもカッコよかった、セカンドアルバム「METEORA」を買うことにしました。
はじめて自分のお金で買うCD。BOOK OFFで買ったとはいえ、それはもう宝物のようでした。
そして家に帰って、早速iPodに落としてアルバムを聴いた僕の感想は
「気づいたら全部聴き終わっていた」
です。こう思ったのをよく覚えてます。
そんな感想を当時抱いた理由は、今考えると、きっと2つあって、
一つはシンプルに、カッコ良すぎて聴き入ってたから。
これは多分当時の自分でもわかっていたことでしょう。
そして今になってわかるもう一つの理由は
「曲が全て繋がっているから」。
全ての曲が、繋がってるんです。
何か音で繋ぐ場合もあるし、静寂が曲同士を繋いでるところもある。
このアルバムは、シングルの詰め合わせじゃない。これで一つの「METEORA」という作品なんです。
これは「METEORA」に限ったものではなくて、他のアーティストでも見られるアルバムの作り方ではあります。
でも当時の僕からして、アルバムを聴いていて、曲の切れ目がわからないまま「気づいたら聴き終わっていた」という感覚を味わうのははじめてのことでした。
最高にかっこよくて激しいロックの海の中で、途切れない波に揺られる感覚。
この感覚が忘れられなくて、自分のファーストアルバムも、シングルの詰め合わせではなくて、曲同士をつないで、一つのアルバムという作品を作ることをとにかく大事にしました。
そして自分が「かっこいい」と思うものを追求することを大事にしました。
アルバム作品とはかくあるべきということを教えてくれて、そして「かっこいいは正義」なんだということを教えてくれた、「METEORA」を今も大切に持っています。
そして、時々このアルバムをCDプレーヤーで爆音で流しながら、無心にヘッドバンキングをして、
あの途切れぬロックの波に漂う自分に戻って、
また新たに、自分の「かっこいい」と思う音楽を作るのです。
終わりに
METEORAは下のURLから聴けるのでぜひ聴いてみてください!
アルバムをシャッフルとか飛ばしたりせず頭から聴いてもらえたら嬉しいですが、個人的なおすすめ曲は「Faint」「Breaking the Habit」「Numb」です!
ちなみに、このアルバムに影響を受けて作った僕のファーストアルバムも下のURLから聴けますので、よければこちらも、頭から最後まで飛ばさずに聴いてもらえたら嬉しいです!
https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_m7f-1JzsQ-nCSHFknTT3jV-o5T1EbepY8
R.I.P Chester