ぺこり で 伝える 想い。
こんばんは。noteさん。
遠くに見えた 今年初めての花火が、夏のはじまりを告げていました。
陽射しを待ち焦がれていた葉や果実にも、すぐそこまで近づいている、
大きな渦の 足音が、はっきりと 聞こえているはずです。
長い雨があがった日の午後に、
久しぶりに、街中でお買い物をしました。
帰りの駐車場で、出庫の順番を待ちながら、
ぼんやりと立っていると、
誰かの、車のナンバーが読み上げられて、
遠くの椅子に掛けていた、紳士が、
わたしの横を、すり抜けていきました。
長く伸びた、枝花の包みを抱えた ひとでした。
車に、向かうまえに、
ペコリ。
たった数秒間の、出来事だったけれど。
駐車場整理の、その方への、
声に出さなかった、きもち。
あっ、どうも、、なのか、
呼ばれたのは、私です、、だったのか。
お疲れさま、とか、
ありがとう、なのかも、しれません。
どんな気持ちの、一礼だったとしても、
想いを、カタチにして、伝えている、
その自然な振る舞いが、とても素敵だったんです。
何だかちょっと、惹かれてしまった、くらいに。
ふるさとの、通っていた小学校の、前にある、
信号のない、横断歩道で、
わたしの目の前を、小走りで渡っていった、
かわいい帽子さんたちが、
くるっと、回れ右をして、頭を下げてくれた、、
そのときのことを、思い出していました。
心の底から、湧き上がってきた、
何ともいえない、あの、気持ち。
大きなランドセルの背中を眺めて、
ほっこりさせてもらえたなあ、なんて思っていた、
いつもは見かけない、知らない大人の、わたし、にだって、
待っていてくれて、ありがとう、って、
その小さな思いを、伝えてくれました。
すれ違う大人に挨拶する、なんて、
わたしが子どもの頃では当たり前だったことが、
時代の流れで、今では難しくなってしまった、けれど。
都会からずいぶんと離れた、小さな町には、
大切にしたい、触れ合う人と人の繋がりが、まだ残っていたことに、
とても感動していました。
予想外に、いただいてしまった、
とても素敵なお返しに、
深く考えてなかった、わたしは、驚いたのと同時に、
恥ずかしくて、照れくさくて。
そして、こころが洗われたような、
とてもあたたかい気持ち、になれていました。
ひと昔前に比べたら、
いろんなことに、わずらわされて、しまう、
今の、世の中、だけど。
何が起こるかわからない、不安定な、中で、
だから、
その瞬間の、気持ちは、かけがえのないもので。
それを、カタチに変えることができたなら、
いろんな違いを乗り越えて、
想いを伝えてくれるんじゃないかなって、、思います。
大人だって、素直なままに。
その瞬間の、気持ちを、
もらった相手へ、届ける。
頑張って意識をしなくても、
自然に、あらわすことが出来たら、
もっといい、のだけれど、、ね。
向かい合った、顔が、隠れてしまっている、今だから、
あったかいきもちで、受けとめて、
あったかいカタチに、して伝えられる、
そんな、ひとでありたい、そう思っています。
誰かの、一時の、微笑みになってくれたら、
それだけでも、きっと、
素敵なこと、だから。
追伸。
カレンダーに大きくつけた、まるの、
その日が、だんだんと、近づいてきます。
わたしは、そおっと、楽しみたいです。
あなた、と、一緒に。
最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。。