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子どもが成長する学校行事(運動会)
清々しい秋晴れのもと11月3日文化の日に、勤務校の運動会が行われました。コロナ禍で学校行事が縮小され、午前中で終わる運動会です。
それでも、運動場には万国旗がはたびき、いくつものテントが張られて雰囲気は十分です。
子ども達は、学年別に色分けされたゼッケンを胸に、体育着で登校し、わくわくした気分で開会式を待っていました。
子どもは、行事をこなすごとに成長するといいますが、本当にそう実感する運動会でしたよ。
私が担当する特別支援学級には、いろいろな特性を持った子ども達がいます。
集団行動が苦手な子、大勢の中では指示が通りにくい子、行動がマイペースな子、すぐにカッとなり手が出てしまう子、自分の思い通りならないと癇癪を起こしてしまう子等々、、、
そういう子ども達を運動会練習に参加させるには、工夫が必要でした。
ダンスやエイサーの練習は、支援学級の教室で練習して、隊形移動の練習の時に学年練習に参加する。
登校しぶり気味の子には、家で練習してね!と動画を送り練習してもらう。
どうしても練習を渋る子には「お父さん、お母さんにカッコいいところを見てもらおう!」の声かけは、有効でした。
実際に、運動会本番ではお父さん、お母さんの姿を探し、見つけると安心してシャキッとする子ども達!顔の表情が変わるんですね。親の力は絶大です。
普段は、やんちゃな子でもお母さんが見ていると分かると羽目を外さずに、じっと座っていたのですから。
子どもは、年齢とともに落ち着いてくるのですね。
昨年担当した子で、やんちゃして目立っていた子が、今年はどこにいるの?と探すのに時間がかかるくらいフツーに皆んなの中にいたんです。
帰るときに、その子と玄関前ですれ違ったら
「先生、お疲れ様でした!」と声を掛けられビックリでした。
子どもの成長ぶりに感激!嬉しく思った次第です。
高学年になると、友達との仲間意識が強くなります。
支援学級で過ごしている時間では、甘えん坊のところがあるK君ですが、運動会では、エイサーを凛々しく踊り、リレーではバトンをしっかり繋いでカッコよく走り抜けました。
そのK君に「よく頑張った!」と声をかけに5年生のテントに行ったものの友達と一緒にいて「話しかけてくれるな!」オーラが・・・
私もその場の空気をよんで、そっと退散しました。
運動会は、子ども達一人一人を主役にしてくれますね。
それぞれの成長が感じられた運動会でした。
子ども達の笑顔が、これまでの苦労を帳消しにしてくれます。
今夜は、心地よい疲労感でぐっすり眠ります。
おやすみなさい。