退職後、子供を出産してからこの数年、働くこと、働き方についてゆるく試行錯誤している。 わたしは20代から30代の若かりし時期を、学生や研究員、教員として、大学という特殊な世界で過ごしてきた(といっても院生・研究員時代がほとんど)。とりわけ優秀な学生でもなく、研究や大学教員への強い興味や憧れがあるわけでもなかった。 そもそも、人生の目標になるような興味や憧れもない骨抜き状態だったので、周囲の支援と理解に甘えて、状況に流されるまま選択した進路は大学院進学だった。 加えて、好