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ysh
2017年10月30日 00:22
細く白い身体で 踊る伸ばした指が空を切り裂くしなやかな体躯の奥に眠る気高き魂遠く鳴り響く音に溶ける何度も 何度でも生み出すことを 彼女は恐れないその血の一滴細胞の一片スポットライトに照らされて露わになる剥き出しの それが 美しさ #詩 #朗読
2017年10月28日 21:22
−しあわせのうしろ髪を、私はそっと撫でたのでした−とっぷりと、甘く熟れた夕暮れに遠くから、夜が呼ぶやおく、甘やかにいつの間にかそこここに金平糖を張り付けて音の束がちりちりと、耳の奥を擽る酸素は濃くすっぽりとおさまっていくすべてが、あるべきところにもう一ミリも、動いてゆかないここにいま、あとひとつだけ必要なのは #詩 #夜 #夕暮れ
2017年10月2日 22:40
熟れた月が部屋に満ちる 静かに揺らめく、魂何もかもがさかさまに見えるガラス玉の奥のほう腫れあがる傷口みたいな日々を愛さずにはいられない #詩 #現代詩