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(感想文)アラモ砦を忘れるな!改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学を読んで

皆さまこんにちは。今日は、『改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』を読んだ感想を、自分の思考整理のためにまとめたいと思います。誤読もあるかもしれませんので、その点はご了承ください。

特に、10代後半、20代から30代の企業を考えている社会人や大学生に読んでほしい一冊です。私ももっと若い時に読んでおけばと思いました。


感想

色々資格を取って何かに役立てよう、将来のチャンスに備えようと試みてはいるものの、それは結局のところ、誰かのコマになって働くこと、そしてやってくるかもわからないチャンスをただ待っている受け身の状態から抜け出すことにはならないのではないか、今筆者が何気なく過ごしている毎日は、ラットレースから脱却することに対して、有効策と言える物事はどんなことがあるのだろうかと、考えるきっかけになりました。

資産

資産を増やす。ということが序盤は何度も語られます。具体的に資産はどいういものを資産と呼ぶのか、本書で語られる資産の定義もちゃんと書かれています。もしローンを支払って車や住宅を購入しているのであれば、本書では資産とは言わない。資産とは、それ自体がお金を増やしてくれるもの。

私の場合、作品を作って公開することは、金額的には微々たるものであるが、今のところ資産と呼べるものを生み出せているひとつの方法と言えるかもしれません。

学校

学校で優秀だった人が社会にでて成功するとは限らない。成功の定義にもよるかもしれないけれど。真面目に働いて十分なお給料をもらっても、神経をすり減らしていては、その人の人生は幸せと言えるのだろうか。

失敗

失敗は嫌い。失敗が好きな人はいるのだろうか。失敗を好きになれるだろうか。失敗を好きになって、もっと失敗を経験すれば、人生は変わるかもしれない。ということはなんとなく感じました。

アラモ砦を忘れるな!(参考ウェブサイト)

アラモの戦いURL:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%A2%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84

この戦いを題材にした映画がいくつかあるようです。

貧乏父さんの立場で思考してみた

貧乏父さんの視点で人生を考えてみたらどうだろう。本書で登場する貧乏父さんは、私は本を読むまで思っていた貧乏とは少し違っていた。タイトルを読んだだけの私は、億万長者のお父さんと、一文無しで借金も多く抱えているお父さんの対比で描かれるのかと思いきや、貧乏父さんの方はそうではなかった。

登場する貧乏父さんは、日本でいう公務員のような立場のお父さんで、教養も高く、インテリ系のお父さんなのだ。サラリーマンでそれなりに出世するお父さんに置き換えても良いかもしれない。

そんな、より私に身近なお父さんは金持ち父さんというよりも貧乏父さんの方と言えそうだ。

なので、貧乏父さんの視点で物事を考えてみることは、必要な気がした。そして実際に貧乏父さんの立場で世界を見渡した方が、身近だからか、よりイメージしやすかった。

例えば、今働いている組織のトップ,または部長クラスになる、ということを考えてみると良いかもしれない。トップになってどうしたいかなんて今はよくわからないけれど。

社長じゃなくとも部長級になれば個室の割り当てがあるかもしれない。

例えばあなたが60歳まで働くとする。賃金は低く見積もって月25万円だとしようか。そしたら、いくらになると思う?

1年間の所得は300万円。それを30年、9,000万円になっている。なので、おそらく今の生活水準を続けていれば、半分の4,500万円くらいは60歳までに貯まっていると考えて良さそうだ。4,500万円、それを多いと考えるか、少ないと考えるか、あなたはどちらだろうか。退職積立金制度がある組織であれば退職金がそれにプラスされるが、私たちが60歳、70歳になる頃には、退職という概念が現代とは異なっていて、退職金も当てにならないかもしれない。

今の現状を続け、引退した時に4,500万円口座に残高があり、80、90歳まで生活し続ける自身があるだろうか。

日本に生まれて

新聞やニュースで、日本の生産性はOECD加盟国の中でも低い、GDPはドイツに抜かれた、などなどネガティブな記事をよく目にするけれど、日本は物質的にとても豊かな国だと思う。素晴らしい文化があり、食べ物もとても美味しいし、治安も良い。精神面はどうかというと、あまり良くないかもしれない。政治も良くないニュースが最近多い。ただ、経済的に自立できる自由度、チャンスのようなものは、誰にでもあるような気がする。

チャンスがあるなら、やってみようと、この文章を書いていて、少しずつそういう気持ちが湧いてきた。ただこの気持ちは、日々忙しく働いていると忘れてしまうことがよくある。完全には忘れてしまわないように、いつか働き蟻から脱却できるように、時々この気持ちを思い出すために、金持ち父さん 貧乏父さんを半年に一度は読み返します!

英語版も購入しました。まだ序章だけど今年中には読破したいです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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