発達障害の夫と妻へ、年1回は突発マルチタスクが来ると身構えておけ
【この記事は、約3分で読めます】
※本記事は、発達障害を抱えた旦那様・奥様を対象としています
実は現在、家内がインフルエンザで自宅療養中です。
仕事にも行かれないし、人とも隔離しています。
そのため、2人の子供を見ながら全ての家事を僕が担当しています。
はい、正直超絶マルチタスク酷使中です。
おとといに至っては、在宅勤務をしながら食事の支度・洗濯物の取り込み。
仕事終了後には、布団の用意から子供の歯磨き・風呂上がりのドライヤーまで全て一人でやりました。
しかし、何とかコンディションを安定して今日も過ごしています。
その理由は、僕は家族に突発的なことがあった時に対応できる備えをしているからです。
では、その「備え」とは何でしょう。
今回は、発達障害を抱えた旦那様・奥様が家族に予期せぬ事態が起こった時の心構えを知ることで、自らのメンタル安定をキープするための方法をお伝えします。
どうぞ、3分だけ最後までお付き合いいただければ嬉しいです。
1.いつも「1年に1回は、突発的なマルチタスクが来る」と身構えろ
まず第一に、あなたはいつも「1年に1回は、突発的なマルチタスクが来る」と身構えておくのが重要です。
なぜなら、身構えておけばもしもの備えに想定したように動けるからです。
家庭とは、突発的な対応が多いのがつきものです。
子供が熱にかかった。
親戚に不幸があった。
家族旅行中に、帰りの飛行機が天候不良でキャンセルになった。
本来起きて欲しくないものが、いつ来てもおかしくありません。
そのため、「備え」が重要になるのです。
※ 備えの大切さについては、世界的な経済誌であるフォーブスでも取り上げております。
今回の場合、家内のインフルエンザが当てはまります。
もちろん、家族が病気にかかるなんて実際起こって欲しくないですよ?
ただ「もしも」有事が起こった時。
日ごろからシミュレーションするのとしないのでは、対応力に大きな差が出てきます。
僕の家では平日、家内がご飯の支度・洗濯物の取り込み・学校から持ち帰ったものの確認をしています。
ご飯に至っては共働きのため、出勤前に夕方の分も作ってしまいます。
その動きを普段から自分が担当する家事をしながら見ておくことで、今回の事態に備えているのです。
例えば僕の家庭では、毎朝出勤前まで次のようなルーティンで動いています。
家内は約1時間かけて、ご飯の支度をします。
時折、僕が食器の片づけや炊きあがったご飯を分ける時にキッチンへ行きます。
ここで、どういう段取りでご飯を作っているのかを観察します。
観察によって、もし自分が一人で二足のわらじを履く場合に備え、シミュレーションしているのです。
突発的な事態に備え、普段からシミュレーションをしておく。
これにより、発達障害でもパニックを避けて冷静な対処が可能になるのです。
2.事態が収まるまでは、自分のやりたいことは捨てろ
そして2つ目は、事態が終わるまで自分のやりたいことを捨ててください。
これは、いつでも不測の事態に備えてすぐに動けるようにするためです。
僕は今、家内が寝込んで何も動けない中、1人で2人の仕事をこなしています。
正直、休む時間がありません。
こうして今回のnoteを執筆しているのも、今日もともと長男が予定していたイベントに同行し、スキマ時間ができたからです。
自分の趣味や個人のSNSをチェックするとなったら、翌朝もバタバタの中開始して落ち着かないでしょう。
ただ、これもいつまでも永遠に続くわけではありません。
期間内だけ、集中しておけば自分の好きなことは後で構わないのです。
とはいっても、ついついスマホに手が伸びてしまうのが僕の悪い性。
なので、用が済んだら設定画面からネットワークを切断しましょう。
急用でない限り、事態が収まるまでは知人友人とのやり取りもシャットダウン。
やり過ぎと思うかもしれませんが、これくらい徹底してでも家庭を上手く回すために僕は手段を選びません。
発達障害の方は、1年を通じて365日毎日安定して過ごすなど夢物語です。
だから、極力安定に近づくため余計なもの・不必要なものには手をつけてはいけません。
結果、時間内に家事が終わって早寝早起きできるのと、家庭以外のことに手を付けて夜更かしするのとでは、どっちが心身が安定するのかという話です。
有事の際は、事態が収まるまで家庭に一点集中。
今やるべきことに、フォーカスしましょう。
おわりに
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
以上で、発達障害の旦那や妻が、年に1度来る可能性のある突発的なマルチタスクに対応できるための心構えについてお伝えしました。
実はこの記事を書いている途中、僕も風邪にかかってしまいました。
それでも、家事ができるのは僕しかいなく、我を捨てて家のことだけに集中しています。
家内が寝込んだ時、僕はこの記事を執筆しようと思い立ちました。
僕は、家事と子育ては仕事以上のマルチタスクと考えます。
正直、ツライですよね。
家事と子育てに給料はありませんしね。
そして何より、発達障害の夫・妻が日ごろから求められてないもの・感情という目に見えないものに過剰適応を起こしている悩みを解決できる一助になればと、筆をしたためた次第です。
僕も風邪と戦いつつ、期間中だけはマルチタスクに立ち向かいます。
この記事をヒントに、あなたがマルチタスクがいきなり起こっても家庭で上手く立ち回れるきっかけとなりますように。