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術後化学療法(抗がん剤治療)スタート

当初、2024年2月19日(月)から始める予定だった抗がん剤治療ですが、
予定外の入院があったため、2024年3月4日(月)からのスタートになりました。


TS-1(エスワンタイホウ)60ml×2

抗がん剤にもさまざまなものが。
点滴で入れるものだけをとっても、いろいろな種類があり、
内服薬と点滴の組み合わせもあります。

私の場合は、内服薬TS-1(正確にはエスワンタイホウ)の1年間服用。
何度もカッコ付けで「エスワンタイホウ」としているのは、
実際に飲んでいるのはTS-1のオーソライズド・ジェネリック(AG)だから。
そのAGがエスワンタイホウで、TS-1と有効成分はもちろん、
原薬、添加物、製法も同じ。
ただ開発のコストが省けるため、薬自体も先発医薬品よりも安価です。

投与量は、がんを患った部位と体表面積、投与方法によって異なりますが、
私の場合は最大量の60mg(20mg錠×3錠)を朝夕ぞれぞれの食後に服用。
最大量だけに、安価(先発医薬品の40%ほど)なのは助かります。

要注意事項

3月4日(月)の夕食後から飲み始めた抗がん剤。
2月の入院時に処方された六君子湯、カモスタットメシル酸塩、
ランソプラゾールも継続です。

主治医には、一緒に飲んではいけない薬や日常生活で気を付けることなどを
3月4日(月)の外来診察で聞きました。

まず、抗がん剤治療中だからということではなく、
胃を全摘した人が気を付けるべき、生モノの摂取要注意は継続。
あとは、抗がん剤の副作用として現れる色素沈着と白血球の減少に関して、
紫外線、感染症には要注意すべし、ということでした。

エスワンタイホウOD錠のお味

OD錠とは、唾液や少ない水分で口の中で溶かして飲むことができる薬のことで、
ランソプラゾールもOD錠で、ミントのような味がします。
さて、エスワンタイホウは……?

同じ薬を飲んでいる方のブログをいろいろと読んだところ、
「マズイ」とされている方がいらっしゃいました。
それで覚悟を決めて服用したところ、このときはそれほどでもなく
(後日、「マズイ」を理解することになるのですが)。
やはり、感じ方は人それぞれなんだなー、
ということは今は副作用にビビりまくっているけど意外とケロッとしてるかも、
なんて考えておりました。

副作用の記録

3月4日(月)から服用を始め、3月8日(金)までは特に不調なし。
5日(火)から毎日、眠さは感じていましたが、これは副作用なのかしら?

3月9日(土)〜3月20日(水)
食欲不振

3月10日(日)〜3月16日(土)
吐き気

3月12日(火)〜3月19日(火)
鼻血

食欲不振中は、まさに何も食べたくない状態に。
これは休薬期間に入ってもしばらく続き、薬を飲むために何か食べないとなー、
何なら食べられる? と自問自答の日々。
2月の退院以降、食事でがんばらないことを決めてから
それを考える時間も減っていたのに、また増えてしまった……。

吐き気は軽度のため、耐えられるレベル。
鼻血は、ダラダラ出るのではなく、鼻をかんだら少し血が混じっている感じ。

TS-1は、もともと副作用の少ない薬だといわれています。
そのおかげか、1日中寝込むといったこともなく、
食欲不振をのぞけば、ほぼほぼいつもと変わらない生活が送れていました。

副作用防止

流淚予防に防腐剤不使用の目薬、色素沈着予防に顔用、体用のUVケア商品を。
そして、TS-1ではほとんどみられないらしい脱毛に対しても、
主治医から少しは抜けることもあるかもしれないと聞いていたので、
血行を促進しないスカルプローション・CG428を購入。

頭皮の血行がよくなると、抗がん剤が頭皮に集まって脱毛がひどくなる可能性
あるといわれているのだとか。
そのため、血行を促進する成分の入った発毛剤や育毛剤、
マッサージは避けたほうがいいようで。
CG428のほか、防腐剤不使用の目薬などの情報は、やはりブログから収集。

でも、ブログからの情報収集は、注意も必要です。
数ある中から、うまく取捨選択しなければなりません。

色素沈着予防でシナールを服用しているという情報にも触れ、
これが正しい予防法なのかどうか、抗がん剤と同時に服用してもいいのか、
などなど自分では判断できなかったので、
次回外来診察時に、病院内にあるがん相談支援センターに行くことにしました。

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