術後化学療法(抗がん剤治療)開始決定
摘出した胃とリンパ節の病理診断結果が出る、退院後初の外来診察。
さて、病理分類(ステージ)は?
退院後、最初の外来診察
2024年1月27日に退院して、その後初の外来診察は2024年2月5日。
診察前に採血があるので、診察時間の1時間30分ほど前に病院に到着。
採血したあと、自宅から持ってきたカロリーメイトゼリーを摂取。
カロリーメイトゼリーは、5大栄養素がバランスよく取れる(HPより)そうで、
入院中の間食としても出たことがあったので、退院後に箱買いしました。
診察室に呼ばれたのは、ほぼ時間通りだったように記憶しています。
まずは口頭で体の調子の確認。のち、手術の傷の確認。
順調とのこと。
退院時に痛み止めの内服薬を処方されていましたが、
飲まなければならないほどの痛みは皆無だったし、まあ順調なんだろうな。
6つある傷のうち、おへそを中心にした上下の傷と左脇腹下の傷は
跡が少し盛り上がってしまっているけど、徐々に平らになるそうだし、
しばらくはアトファインを貼って傷跡ケアしておこうっと。
病理分類(ステージ)
手術前の臨床分類により、胃の全摘出と、
胃のすぐそば+少し離れたリンパ節も切除するD2リンパ節郭清を受けた私。
この日、聞いた結果はステージ2Bでした。
ステージ2Bは、がんの深達度が固有筋層まで達していて、
リンパ節への転移3〜6個、遠隔転移なし、という状態です。
ステージについては、国立研究開発法人国立がん研究センターが運営する
がん情報サービスがわかりやすく正確かなと思います。
がん情報サービスは、胃がんだけでなく、さまざまながんの情報が得られます。
術後のこと
ステージ2Bに限らず、ステージ2または3だったときは、
術後化学療法(抗がん剤治療)を行うことが推奨されているそう。
これは、目に見えるがんは切除できたけれども、
目に見えない小さいがんが残っている可能性もあり、
がんの再発を防止する目的で行われるもの。
がんの進行度や体の状態などを考慮してその方法を検討し、
私の場合は1年間のTS-1(実際にはエスワンタイホウ)服用だそうです。
する? しない?
以前にも書いた気がしますが、
術後化学療法を受けるか受けないかは患者本人が決めます。
「して再発する人もいるし、しないで再発しない人もいる」と主治医。
そりゃそうだ。
ということで、委ねられた判断ですが、即「やります」と回答。
やらなくても再発しないかもしれないけど、再発したら
「やっときゃよかった」と100%思うに決まってるから。
がんであることを知っている人に、その話をしたところ、
「アンさんらしい」と言われました。
そうなのかな。そうなんだろうな。
術後化学療法
術後化学療法は、手術から4週間〜6週間後にスタートするそうで、
私は2月19日の診察後から、エスワンタイホウ60mlを朝・夕食後に服用。
服用4週間服用→2週間休薬を1年間繰り返します。
ただし、副作用により白血球(好中球)が減少することがあり、
その場合は2週間服用→1週間休薬→2週間服用→1週間休薬になることも。
つまり1年間は2週〜6週に1回の通院は必須ということです。
術後化学療法を終えても5年間は検査通院が続き、
さらに全摘の場合は、赤血球を作るために必要なビタミンB12の吸収に必要な
タンパク質(内因子)が分泌されなくなるため、貧血が起きることもあり、
鉄剤やビタミン剤の注射を定期的に受けたり、内服したりする可能性もあります。
手術したら終わり……ではないのがつらいところ。
病院とのおつきあいはこの先ずーっとということになりそうです。
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