ニュアンスとは
今日は
ニュアンス
に関してのお話です。
東京駅で素晴らしく上手い(?)スリが財布を盗んだ時の話です。
交番で警察官に財布に入っていたクレジットカード、在留カード、保険証、現金など色々説明していた時に、何度か彼が「財布をなくした時」と言ったので、
「無くしたんではありません。盗まれたんです。」
と、言い返した事がありました。
口答え(?)されるのに慣れていないのか、びっくりした警官は、「そうですね」と言ったは良いけれど、後から考えてみると日本人にとっては違いがないのだろうか。
なくす。私がなくした。
盗まれる。誰かが意図的に盗んだ。
私にとっては全然違うのです。
交番の次は入国管理局。大嫌いなところ。カウンターの後ろの公務員も明らかに「ここで働きたくない」と言う気持ちが顔に現れているので、行きづらいところ。そこでは、「これは大事なものなので今度は無くさないでください」と言われ、「違うんです!無くしたんではなくて盗まれたんです!」と言おうと思ったのが「はい」としか声が出ず、「言えば良かったのに」と思いながら帰ってきた。好きな思い出ではありません。
ちょっとした差が大きな違い。これは外国人だからこう思うのか。それともニュアンス。ちょっとした差がある「違う!」と思われる。
私だけでしょうか、こう感じるの。