つい全知全能になってしまう件
文字数に指定のある文章は、まず(文字数を意識しながら)だーっと最後まで書き上げた後、指定の文字数に収まるまで削っていく。
小学校の読書感想文は、原稿用紙3枚=1,200文字程度になるまで、いかに水増しするかばかりを考えていた。
まあ、やっていたことといえば「、」と「。」とカッコを多用してごまかすだけだが。
しかし今はいかに削るかを考えている。
削るのもまた苦しい。
この一文をごっそり削っても、読者に理解してもらえるだろうか。
この話をカットしても、話者の魅力は伝わるだろうか。
なんなら、執筆にかかった時間と同じぐらい、「どこを削るか」に頭を悩ませることもある。
∽∽∽
1年も半年が経過しようとしている。
ここで半年前に立てた目標を見直してみた。
半年前に立てた目標は、なんだかとてもぼやけてみえた。
したがって、より具体化することになったのだが、まるでオフ期のボディビルダーのように目標がバルクアップしすぎてしまった。
1日のスケジュールに落とし込もうにも、1日24時間起きていなければ実行不可能。
睡眠を7時間とるのだとしたら、1日31時間が必要だ。
計画を立てるときの全知全能感というのは、わたしだけなのだろうか。
受験勉強のスケジュールでもなんでもそうなのだけど、150%の絶好調が毎日続くと思い込んでいて疑わない。
本当は50%しか出せない不調のほうが多いというのに。
ウルトラマンでさえウルトラ状態は3分だぜ…。
つまり1日24時間ではなく12時間しかないと思うぐらいでちょうどいい。
なのに31時間て…。
したがって、バルクアップしてしまったスケジュールの減量が必要である。
減量というのは、ただ体重を落とすことではない。
筋肉をできるだけ落とさず、ぜい肉を削ぎ落としていくことだ。
スケジュールでいえば「ムダを削ぎ落とす」といえるが、断言する。
わたしの生活からムダは排除しきれない。
「やっちまったなあ!」みたいな時間もないと、たぶん2日で息切れする。
まあ、いいように言い換えればChillな時間である。
チルってる時間がないと、ウルトラマンにはなれないの。
そして、寝溜めができないのと同じように「チル溜め」もできない。
「週末思いっきりチルするから、平日はNOチルね!」みたいなことは、できない。
したがって、チル時間と睡眠時間をちゃんと含めたうえで、計画を24時間いや12時間に収めないといけないのだから、実に61.3%の減量である。
ホモ・サピエンスは生きていられないよ?6割も減量したら。
ということで、これからわたしがすることは、まず「机上の12時間計画」を立てたうえで、実践してみて要らないものを削っていくことである。
なにがわたしの筋肉になるのか。
目的の達成に欠かせないことはなにか。必要ないものはどれか。
心と頭を使って削っていくのは、文章と同じだ。
いつもやっていることじゃないか。
いや、わたしまた全知全能モードに入ってるかも。
だからちょっとチルろう。
…ほら、やっぱりチル必要…。
今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたが今年達成したいことは、なんですか?あらためて。