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ノープランで行く旅行のぜいたくさ

休暇初日をほぼノープランのまま迎えた。
大まかな行先は決まっているが、具体的なことはなにも決まっていない。
旅程をしっかり決めて動きたい人にとってはアンビリーバブルな状況だろう。

いつ頃までだったかは覚えがないが、わたしもこれまでは計画立てて旅行したいタイプだった。

でも出かけたくても出かけられなくなったあの時期を機に出かけること自体が億劫になって、先々の予定を立てることも億劫になった。

もしあの頃の自分が今日の自分をみたら、きっとすごくイライラするだろう。
せっかくの休暇、せっかくの旅、楽しみきりたいなら計画立てないと時間もったいないって!

そうだね。
あとで「ここ行きたかった」「あそこ行きたかった」って思うかもしれないしね。

でも、いろんな出会いと別れを繰り返すうちに「『今』自分がみたいもの、ふれたいものに会いに行く」ことをだいじにしたいと思うようになった。

自分がしたいことに素直だった時期は、心も体も軽かった。失敗もたくさんあったけど、自由に飛びまわる鳥のような感覚があった。

でもなかなかそれが難しくなって、誰かのため、なにかのため、保身のためにばかり行動しているうち、気づけば鳥は足に重りをつけられて海に沈んでいた。

今回の旅は夫と一緒だからすべて自分の意が通るわけではないだろうが、みたいものをみて、食べたいものを食べて、呑みたい酒を呑み、「やりたい」に従順でありたい。今それができるのだから。

計画的に旅行したかった自分はたぶん、損をしたくなかったんだと思う。みどころも名物もできるだけもれなく楽しみたかったから。
言い換えればケチケチしていたのだ。

だから、ノープランで気の赴くままの今回の旅行はとてもぜいたくに思える。

というわけで、さっそくのぜいたくだ。
旅のはじまりに乾杯!

今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたの最近のぜいたくはなんですか?

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