さしのべられた手をつかむ
夏バテ、あなたは大丈夫ですか。
わたしはここ10日ほど、本当にひどい有り様でした。
あらかじめ「この日は休みます」と決めてとった楽しい休みはあっというまだけど、期せずして体調を崩しての休みって、長く感じるよね。
仕事も押してくるし、休んでしまうのか、ちょっと無理してがんばるのか、判断も難しい。
40℃の高熱や、もうトイレから出られないような状況だったら「休んでしまおう」と思える。でも「しんどいけど、地味に動ける」状況って休む / 休まない の判断が高難度。
(今回、結局3日ぐらいは完全に休みました)
そうなると「この不調いつまで続くんだろう…」とかさ、余計な不安も募って完全にメンタルが落ちるじゃない。
何をやっても、よくないよね。
思考もネガティブな方向にしか働かないし、
SNSやネットニュースを見ていてもネガティブなことにばかり注目してしまうし。
かといって充実感に満ちた投稿やハッピーな投稿なんかも眩しすぎて「うっ」とくる。
まだぶり返す可能性はあるから油断禁物だけど、体調・メンタルともにすこしずつ回復してくるまでにやっていたことをまとめておこうと思う。
まずは体調を回復させることに全力を注ぐ。
しんどすぎて食事をつくれないときはインスタントですませちゃったけども「食べない」を避ける。(食欲はあった)
で、いろいろなことを「今は無理!」って諦めた。
仕事、家事、いろいろな判断 / 決断など。
最悪、できなくても●にゃあせん。
と同時に、頭を無にできることに時間を費やした。
録り溜めた録画を消化するとかね。とにかく本を読むとかね。
ちょっと元気がある日は掃除、ひたすらつくり置きおかずをつくるなどした。
SNSやネットニュースからは距離を置いた。
そういうときに限って仕事関係の連絡がいつもより多いのだけれど、(そして連絡はとても気が重いのだけど)そのうちの1通がいつも本当にお世話になっている人からの依頼だった。
胃のあたりからザワザワと気力がわいてくる。
…ああ、これには応えなきゃ。
どこにこんな気力が温存されていたのか謎である。
残っていたのなら引っ張り出したかった。
だがしかし、これも自分の防衛本能・リスク回避力だったのかな。
気力だけで無理を続けて休みを取らなかったら、本当にぶっ倒れて病院に運ばれていたかもしれない。
たった1通メッセージを受け取った日から、体調の回復も早くなっている気がする。
人には人を引っ張り上げる力がある。
休んでいるあいだ、うかつに開いたSNSやネットニュースではネガティブなものばかり目についた。
ネガティブなのはSNSの投稿やニュースの内容そのものではなく、そこに書き込まれるコメントのほうだ。
誹謗中傷、アンチコメント・・・
メンタルが落ちているときにSNSを開くと、ふだんは気にならないこともグサグサ刺さるから回復が遅れる。
人をおとしめるような言動ばかりが気になって世の中に辟易としかけていたけれども、人を引っ張り上げる言動も、人間はできるのだと再認識したよ。
受け取り手の状況にもよるんだろうけどね。
ということで、無事快方に向かっている。
あらためての気づきも手土産にね。
ありがとうございます。