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ヘルシンキに呼ばれて

あなたが日常生活でもっともよく使うアプリはなんだろうか。Instagramだろうか。LINEだろうか。

わたしは圧倒的にYouTubeだ。
厳密にはアプリではなくてPCのブラウザだけど、仕事中はYouTubeをでBGMを流している。家事のあいだや休憩中には、スマホで筋肉かお笑いかアル中を楽しんでいる。
そうすると、おすすめもだいたいBGMか筋肉かお笑いばかりになる。

ところがだ。
昨日YouTubeをスクロールしていたら、ヘルシンキ大学の広告が現れた。広告だからおすすめ動画とはまた違うアルゴリズムで表示されているのだろうけれど、BGM、筋肉、お笑いときどきアル中で満たされた画面にヘルシンキ大学はかなり異様である。

その広告をタップしても「なぜわたしにヘルシンキ大学?」の疑問は解消されないと確信してはいたものの、わたしはそのバナーをタップしていた。

みても全然わからない。英語っぽくみえる英語ではない何語かで書かれている。
そもそも、ヘルシンキってどこにあるのかも知らない。
スウェーデン、フィンランド、ノルウェー…なんとなく「北欧のどこか」程度の知識。
大学で学び直そうとも思っていない。
だけど「ヘルシンキ」の響きになぜか惹かれた。これまで生きてきたなかで「何度も」とまではいわずとも、何度か耳にしたことがある地名、ヘルシンキになぜ急に惹かれたのかはわからない。

もしわたしがヘルシンキに行くなら、観光名所などはなにも調べずに行ってみたい。そのほうが、ヘルシンキに呼ばれた理由がわかる気がする。

∽∽∽

ところで「一度は行ってみたい場所」との出会いってなんだろう。
最近は昨日のわたしみたいに、ネット広告がきっかけになるのだろうか。

いくつかある行ってみたい場所を思い浮かべてみると、全部「好き」が関係している。
フランスは親友が住んでいるからだし、バリ島はガムランが好きだから。大好きなタコスを現地で食べたいからメキシコに行ってみたい。

「好き」の本拠地に行ってみたいのだ。
ボディビルが好きだったら、やっぱり動画だけじゃなくて大会に行きたいし。
好きなアーティストの曲はスマホで聴くのもいいけどライブに行ってみたい。
それと同じ感覚である。

だから、本拠地のないヘルシンキには何が待っているんだろうね。
それはそれで、楽しみだ。



今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたの一度入ってみたい場所はどこですか?

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