体内時計に抗う副作用

月1回ほどの割合で寝ても寝ても眠たい日がある。

夜ぐっすり眠ったはずなのに眠い。
さっき昼寝したはずなのに眠い。

仕事しなきゃいけないのにどーーーしても眠い。

本当に困りますよね。
デスクワークが困難です。
ちょっと席を立って外気にあたりにいっても、冷たい飲みものを飲んでも、なにをしても席に座った2分後には眠気がやってくる。

わたしの場合は在宅ワーカーなのでわりと自由に昼寝できる点はありがたいのだけれど、それでも眠気が抜けきらないというか。
昼寝ばかりでほとんど1日終わってしまった…という日は自己嫌悪と自己否定を避けられずメンタルまでしんどくなる。

ひたすら眠い原因として思い当たる(ちょっと調べた)のは

• 冬から春にかけて季節の変わり目(自律神経)

• 妊娠や生理周期など(ホルモンバランス)

• 梅雨や台風など雨の日(低気圧)

直近でいうと台風が来ているけれど、ちょっと薄いのよね。台風まだ遠いし。

でね、行き着いたのは体内時計と自律神経なんですよ。

体内時計というのは文字通り「体に備わる時計」よね。
毎日、日が昇って沈んでいくように
われわれも朝起きて日中活動して日が暮れたら眠くなって寝る。
時間割のような、一種のプログラム。

この体内時計に合わせて自律神経(活動時の交感神経とリラックス時の副交感神経)が切り替わってくれるから、生活リズムが保てるわけです。

この体内時計、きっちり24時間周期じゃない人もいる。
さらに成人の約30%が夜型、8%はとくに強い夜型らしいのよね。
夜行性動物がいるぐらいなのだから、多からず夜行性人間がいたっておかしくないとは思う。

ここで自分の状況を整理しよう。

• わたしの体内時計はおそらく「とくに強い夜型」

• 体内時計はたぶん24時間より長い周期

• 自律神経は夜型の体内時計に合わせて切り替わってくれている

• 夜型生活→朝型生活へシフト中(就寝時刻を早めている)

体内時計も自律神経も一般的には朝型が良いとされている。
わたしの場合はもともと体質的に夜型の体内時計で、今は夜型の生活を送っていて、自律神経も夜型の生活リズムに合わせて切り替わってくれていると思うのよ。グッジョブ。

ただそれでは社会的に不都合が多いので、朝型にシフトしようと就寝時刻を早めている。
睡眠時間は変わっていなくて、睡眠の「時間帯」が今までよりちょっとだけ前にズレている。
今まで24時就寝→7時起床の人が、23時就寝→6時起床に、寝るのも起きるのも1時間早める感じね。

自分の体内時計と、朝型へのシフトと、今「とにかく眠い」を紐づけてみると、ひとつの仮説が立つ。

ひどい時差ボケエブリデイである。

時差ボケも時差で体内時計が狂うから引き起こされるわけよ。
これを日常生活で引き起こしてしまっている。

もうちょっと細かく分析すると、体内時計はまだ夜型だし周期も24時間以上なのに、抗うように生活リズムを前にスライドしている。
自律神経は今まで夜型に合わせて切り替わってくれていたけれども、生活リズムのスライドについてこれなくて混乱中。
夜の睡眠も浅いのよ、やっぱり。
よって今までふつうに活動していた時間にも眠気が襲ってくる。

じゃあどうすんのよ？朝型生活は無理なの？って話なんだけども、時差ボケ状態を慣らしていって、あとは夜型に戻らないように意識しつづけるしかないんだと思う。

まだまだ徐々に朝型にシフトしていくつもりだから、前途多難よ。

これってダイエットと一緒なんだよね。
ダイエットも気ぃ抜いたら秒でリバウンドするから。

ジャンクフードやスイーツをつい食べすぎてしまって太りやすい人がダイエットに成功しました。
じゃあダイエットに成功したからといってもとの食生活に戻したら高確率でリバウンドするでしょ。
体型を維持するには、ジャンクフードやスイーツをある程度は制限した生活を続けなきゃいけない。

一緒なのよ。
夜型体質の人が朝型体質にシフトできたからといって、週末ハメ外したとか一瞬の気の緩みですぐ夜型に戻っちゃうから。
茨の道よ。

じゃああんた、学生時代はどうしてたのよって思うでしょ？

母親に叩き起こしてもらっていました。
部活終わって帰ってきて夕飯食べてお風呂入っても眠たくないから、夜な夜な読書して。寝るのは3時頃。
8時すぎに起こしていただいて、「もうちょっと早く起こせ」だのとのたまいながら8時半の始業のベルに猛ダッシュで滑り込む毎日。

明日休みとなったら、明け方まで本読んでました。
デートも寝坊ですっぽかしまくったため、昼過ぎからしか約束しないようになりました。

高校3年生のときに付き合っていた同じクラスの彼は、通学に電車を乗り継いで2時間かかる人で。
かたやわたしの通学時間、自転車で12分。

「どうしてそんな早起きできんの？」と聞いたら
「明日6時に起きるって念じて寝れば起きれるんだよね」と。

「まじか！」と感動して試した結果、盛大にデートに遅刻しました。

その後どうなったかはご想像にお任せしますが、わたしからしたら彼は特殊能力者です。
今どうしてんのかな。

おっと、だいぶ話がそれてしまった。

念じて寝ても早起きは到底無理なわたしなので、今は自律神経をいったん狂わせてでも自律神経を朝型にシフトしようと試みている。
これはずーっと努力しつづけなきゃいけないことなんだと思う。

あなたがもし夜型から朝型にシフトしようとしているのであれば、仕事がパツパツの時期には決して試みないことをおすすめします。

特殊能力者じゃない限りね。