「元気」以外も


今朝1分たりとも無駄にしない、引き締まった生活を送れていないことに後ろめたさをちょっと感じている自分はそっとこの題名に引っ張られていた。

「自分だけが怠けてる。。。」「周りはバリバリこの期間を無駄にしないためにステップアップしているのにのんびりやってしまっている」「思考はフル回転しているのになぜか行動がプーさんのイーヨーみたいに遅い。あちゃ」

おかげで「あ、私だけじゃない。元気じゃなくてもいいんだ。というか代理店の営業さんみたいにバリバリ活動してなくてもいいんだ」という少し白湯を飲んだ時みたいな安心感があった。

人にあうと

「元気?」

と8割の確率で聞かれる。実は内心この言葉にビクッとなる。「元気じゃなきゃいけない」と言われている気がする。(自分の被害妄想だというのは重々承知だが)

朝にこの記事をよんで「そだよね。あと同じコンセプトですごいスケジュール通りバリバリ活動している、効率的に1日を過ごしていなくても大丈夫」と心地よさを感じて、そして夜のベランダで本を読んでいるとふと

「『元気』って言葉でなくてもいいんじゃない?」

と思いました。

昨日今日は日中真夏日のような気温だったけど夜は本を読むにもすごく心地がいい気温と空気感だった。ベランダにいるとどこかの夕食のカレーの匂いがして、自分以外の家族の時間を一瞬触れることができた感覚になったり、歩行者の会話を少し聞いて、また自分以外の生活の存在を再認識することができたりする。身体も少しずつおやすみモードに入りつつあるのも感じる。1日のリズムに身体が馴染んでいっているのがかんじられて、すごく心地がいいんです。

でももし誰かが

「元気?」

と聞いてきても私は「元気!」とは答えない、答えたくない。それが適切な言葉だと感じないから。

「元気かわからないけど心地いいよ」(日本語として変なのはさておき)

みたいな答え方になるのかな。「元気」って言葉は強い言葉。特に日本だと「元気」っていう選択肢しかなく、自動的に「yes or no」形式で強制される。(英語だと「How are you」でもっと自由度が高い)

周りはそんなに気にしてないまま使っている挨拶だと思うけど、もっと当たり前で、自然と使える回答が普及したら、いいかもしれませんね