「考えない」から降ってくるアイディア
こんにちは、あみゅーじっくです。😊
今回は「考えない力」についてお話します。
あなたは一日にどのくらい考え事をしていますか?
これは考えなければならない課題だけのことを指しているのではありません。
「考える」という行為が進行している時間、つまり頭が働いている時間すべてを意味しています。
こんなことを考えだしたら、キリがないですよね。
私たちは日常のちょっとした瞬間に、考えています。
例えばお買い物。
欲しいなと思う商品に出会ったときの私たちはというと。
「いくらするんだろう」
「使うんだろうか」
「美味しそうだから今度あの人にもオススメしてみよう!」
「あそこの部屋に飾るとしたら・・・」
無意識のうちに頭はグルグル動いています。
その証拠にお買い物から帰ってくると、楽しかった気持ちと一緒に疲れがやってきますよね。
そんな疲れた状態で、さあ課題を片付けようと取り掛かってもなかなか思うように進まない。
こんな経験ありますよね。
思うように進まないから、「どうすればいいんだ?」とまた頭を使う。
物事は前に進まず、疲れがたまるばかり。
考え続ければいつかアイディアだって降ってきそうなのに、ただ煮詰まるだけなんですよね。
私もこの状態によく陥ります。例として挙げてみますね。
次の演奏会に向けてピアノの練習をするのだけれど、思うように進まない。
「このままだと間に合わないぞ?」と焦る。
そして考えず、自分の感性を信じて弾いてみようとピアノに向かう。
すると。
「考えずに弾くって、どうやるんだっけ?」
こうなります。(笑)
このドツボにハマるとなかなか抜け出せないんですよね。
「やっぱり何も考えないで弾くなんてムリじゃん!」
こういう思考になりがちなのですが、冷静に考えてみましょう。
「考えないで弾いてみよう」と考えています。
つまり、ドツボにハマった状態で考え続けたってアイディアは降ってこないってことなんですね。
私はしびれを切らして、ピアノから離れました。
外に散歩でもしに行こうと思ったんです。
考え続けても前に進まない現状に疲れたので、一度ピアノのことを忘れようと。
何の用事もなく近所を散歩。
雲1つない澄んだ空。
遠くへ飛んでいく飛行機。
公園から聞こえる親子の夕飯の話。
久しぶりに外の音に耳を傾けました。
やっぱり外は気持ちがいいなあ。
私の頭の中は、ホントにその感情だけになっていました。
すると。
「今のこの澄んだ空みたいな感じで、あそこの部分を弾いてみたらどうだろう。」
ふと、そんな考えが頭に浮かんできたんです。
どんなステキな音に変化するのか気になった私は、すぐに家に帰りました。
そして、頭にさっき見た空を浮かべながら弾いてみました。
その結果どんな変化が生まれたのか。
さっき必死にピアノにかじりついていたときは、解決しなくて困り果てていたのに、瞬間で解決したんです。
自分の理想としていた音が、一発で出ました。
あまりにも一瞬で解決したので、自分でもびっくりしたほど。
何が良かったんだろう?と考えてみても、答えを言語化できません。
でも確実に何かが良かったから、解決した。
何も考えずに、ボーっと空を眺めていたからこそ降って来たアイディア。
私のピアノの話に限らず、こんなことは起こります。
小手先で何とか解決しよう、思いつこうとしたってできない。
でも、頭がからっぽになったら急にできるようになった。
フシギですが、これは現実です。
「考えない力」には、こんなスゴさがあるんですね。
何事も頭を使って考えることが大切と言われますが、考えないことだって大切です。
何にも考えなくなった瞬間、人間は思ってもみなかったパワーを発揮するんですね。
今回は「考えない力」というテーマでお話しました。
私の体験談が長すぎた件に関しては、ゴメンナサイ(笑)
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
もしあなたが今、何かに必死に向き合っているのに進まないとしたら。
それは頭のSOSのサイン。
一度「無心」になって、ボーっとしてみてください。
何か素晴らしいアイディアが、降ってくるかもしれませんよ。
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