第11章 ひとつ屋根の下
22歳の誕生日を迎えたお兄…
家を飛び出し10年の月日が流れ
10年越しに😌
初めて口にした彼の(昔の思い…)
海を眺め 独り言のように
口数 少なく 私に語る
「さっき公園でさ…まだ遊びたいって
お母さんにやだ言ってたね…
子供が十分満足する時間ってさぁ
そんなに長いわけじゃないょ…
僕は 親父にコンビニのおにぎり🍙と
サバ缶(サバの缶詰)1つを渡され
週末は何時も一日中〜1人公園にいたよ……
1人で遊ぶって 1時間が限度
長かったなぁ〜
夕暮れになって 子供達が親に連れられて
1人 2人 帰って行く……
最後の1人になるとさ〜
知らない子とも 少し仲良くなり
一緒に遊べることもあった😌
その1人の子も何時かは…
親に連れられ帰っていくんだよね…
最後は何時も僕が1人……公園に残る
誰もいなくなるんだ…
少し時間が経つと
第2陣の社会人が
1人 2人 って増えてくるんだ…
日も暮れてさ…
薄暗くなってくると
また1人 2人と帰って行く
そして……僕がまた…
1人……公園に残るんだ……
暗くなる寸前に親父が迎えに来る
乗り込んだ車の中には
身に覚えのない
毎回違う香水の匂いが
いつも残ってた……
お互い 何も話すこともなく
連れられて帰ってたょ…
😌彼の伝えたい思いが……
よくわかった…
当時の彼は 自分の本心が何処にあるのか
何が言いたいのかさえ
多分 わかっていなかったろう
彼があの頃精一杯の想いこめて
出した言葉
「僕のようなやつは
大人になっちゃいけない」
きっと……今ここの彼は
胸を張れる大人になれた…🥺
そう感じれているんだろう…
そんな気がした……
彼の静かな背中を見ながら
わたしはただ 黙って聞いていた😌
10年前に戻る◀️⏪
息子の部屋で寝ているお兄は
黒のアイマスクをして
鼓膜が破れそうな大音量をイヤホンで
音楽を ガンガンかけながらでないと😓
眠れなかったようだった
独りぼっちのプレハブの部屋は
小さな彼にとってどれ程
暗く寂しかったことだろう…
まるで子犬のように
手足をちじめ
毎日 ちじこまって眠るお兄
(成長しても未だに そんな日もあるの…)🥲
胸がぎゅっ…苦しくなりながら
彼の寝顔を眺めていた……
(もののけ姫)の𝑺𝒖𝒏が山で寝付いてる感じ😌
時折 彼が獣に見えた事もある…
その様子はまたいつか〜☺️
眠りに着くのを見計らって
そっと音楽を切り イヤホンを外した…
ずっと…彼のお守りをしてきた携帯📱
握り締めている携帯は…
そのまま……
そんな彼の横で大の字で平気で彼の上に足を乗せ眠る息子😆
2人の男の子を見て感じる事が多かった…
お泊まりコースのはずの
こんなお兄が なぜ我が家に
暮らすようになったのか
お話します
サッカー部の父兄との話し合いに
お兄の父親は現れなかった…
その時点で …
私が一人息子を奪ったと言う
話になってるなど (ギョッ😳)
思いもよらなかった…😱
我が家に連れてきていたのは
お父さん本人だったのだから…
摩訶不思議 & 意味不明さ😩
叔父様たちの毎晩 毎晩〜
繰り返される飲み会の席で
話はエスカレートしたようだった😮💨
私の意識の(恐怖思考)に加え😅
(繰り返される言霊はその通り
現実化するからね😅)
相手側とわたし側の W効果は
絶大なり🤣
今ならわかる…
お兄の父親はただ…
悪気はなく……
男1人で どう育てて良いのか…
限界だったのかもしれない
だから私に託した…
託したはよいが〜
無責任とか?
非常識とか?悪者とか?
噂になりたくなかっただけで…
サッカー部の飛躍から
私を信頼してくれていたのは感じていた
だから……
公民館に来れなかったのではないかって…
今はそう思うのです…😌
根拠……?
そう🤭翌々〜 🎶
後になって 静かに考えてみた時
周りが騒いだだけで お兄の父親は
1度も私に文句を言ってないのですよ…😳
現在の私はこうして
当時を振り返り登場人物の
それぞれの意識を(憶測に過ぎないが)
私なりに理解するようになった💦
父親が我が家にリュック持参で
連れて来て😅
まさか😱「取られた」などと
周りに触れ回っているとは
思いもしない〜
あの頃の未熟な私は
常に究極のパニック状態さ(◎_◎; )
中途半端なカウンセラーの端くれ…💦
この親子をどうにかしたかった…
平和主義炸裂バージョンが始まる😅
学校側もお兄を栄養面や衣服など
問題視していた事を私に相談すら
あったのだから…😅
信頼してもらえていると思っていたよ…
のに!😭……のによ!……😱
お兄の父親が大騒ぎをする様になって
学校側さえも!
父親側に着いた……
……ぇぇぇぇぇぇええ😱
なんですとぉぉおおお???😭
そんな矢先 お兄がお風呂で倒れた
脳外科に受信した時の事だ……
なんと∑(*º口º*)!!
病院に!
(ペースメーカーを入れて欲しい
あの子は元々心臓が悪い)
と父親が電話してる⁉️
工エエェェ(´д`)ェェエエ工⁉️〜〜〜‼️
ならさ⁉️😅
ペースメーカーを入れなければならない
息子をどおして サッカー部よ⁉️
おかしかないか〜⁉️
え"え"え"え"え"え"え"え"え"😱
(ここは一体どこの世界だ…)
耳を疑った…
この時点でわたしは
お兄を父親に返すのを躊躇した
お兄に頼み離れて暮らしている
お母さんに連絡をとった
中学校の校長から呼び出しがきていた
ここからは お兄の実のお母さんに頼み
私が関わらない方がいいと感じた
が……😅
関わるしかない自体に流れていく〜😵💫
学校でお兄が動揺して
校長室を逃げ出そうとする😰
お母さんまでが 動揺し私に頼む🙏
味方だったはずの担任の先生すら
私を遠ざけようと見張り…
お兄を張り込む……
まるで刑事🤣
拉致する私から 子供を守るみたいな〜⁉️😭
まるでドラマの世界じゃないかぁ〜⁉️😱
何がどうしてそうなるのかぁ〜😤
∑(๑ºдº๑)!!工エエェェ(´д`)ェェエエ工💦
大騒ぎさ〜😵💫
1悶着も2悶着も繰り返されたが…
お母さんが引き取るということで
学校側もお父様側も
一旦は収まったように見えた…
お母さんには彼氏がいた事から
息子を受け入れる部屋の用意が済むまで
私が引き続き 預かる事になる
ホッと一安心……😮💨
が……
結局 ……😅
お母さんは寸前で引き取る事を
やめたのだ……😳
理由は……わかんね😩
本当にわかんねぇーーー😫
気を使いながら話していた私も流石に💦
大声で叫んだことを覚えている
「いい加減にしろ‼️母親だろうが‼️」😅
我慢に限界が来ていたようで💦
私はとうとう大噴火💥した✨
あれはぁ〜(発狂)だな🤔
電話を切った私 気づいたら震え泣いていた
お兄は 思春期 色んなことが重なり
涙を貯める事がとても多かった
裸足で飛び出す事も幾度もあった…
名前を大声で呼びながら
私も裸足で走るが…😅
サッカー部の脚に着いて行ける訳がなかった
娘が叫ぶ……
「お母さん‼️ほっときない‼️無駄や‼️」
雨の中 傘を2本持ち
暗がりお兄を探す私…
はっと……😳
お兄が隠れているのに気づいた…
一生懸命 探す私の姿を見てる
彼の表情は…😅
何だか嬉しそう❓
何となく…彼の欲しいもの?
気持ちに気づいた…😌
それとなく 気づいてないフリを続け
(もう少し付き合うかぁ〜ふふふ🤫)
名前を呼びながら 探し続けてみた…
そして…
タイミングを見計らい
やっと見つけた…的な雰囲気で
傘をあてがった😌
この繰り返しがお兄には必要だと思えた
そこにある彼の深い哀しみが
一緒に暮らし始めてから
一つ一つ分かるようになった
(誰かに自分を探して欲しかった)
自分を探す姿を見たかった…
心配している姿を見たかった…
必要とされる自分の存在を
確認したかったんだ……と
そう言えば…🤔
話してくれたことがあったなぁ
アパートの鍵🔑を賭けられ
締め出しをくらい 開けて貰えず
玄関の扉を足でガンガン蹴り…
「開けろ!」って叫ぶ😞
隣の住民から怒られ……
それでも玄関が空くことは無かった事
自分の基地で1晩過ごす事が何度もあった事
真冬でもお兄が帰らなくても
お母さんが探すことは無かった事
段々と中学生の大きなお兄ちゃんらと
よく分からないまま万引きなど
悪さをするようになった事
警察沙汰になった時だけ
不機嫌に迎えに来てた事
そして……ある日
父親の所に行きなさい
(お父さんの家が好きだから
ここで暮らしたいと言うんだよ)
と会話を支持され
言われる通り父親に話し暮らし始めた事
お兄がそんな話をする時は
決まって無表情😑だった…
その時の気持ちを聞いても
「よく分からない…なんとも無い」
としか答えなかった🥺
1度……
一晩中帰らないことがあった…
お兄が命を絶つ気がした……
1つ……命が消える気がした…怖かった
本当に怖かった……
必死で探した…
お兄は 真っ暗な橋の上に立っていた…
次の日の朝
私の中で決意した…
もう一度……
子育てをしよう……
我が子に注いだ愛と同じものを
同じだけ……
この子にも与えよう…
どんな事があっても……
もう逃げない……
四人の子どもと生きる事
たやすくないぞ…
私にはきっとできるはず
きっとこれは何かの(縁)なはずだから…
きっと……
目に見えない人が力をくれる…
「ひとつ屋根の下」
4人の子供と生きることを
決めた日だった……