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【あむラボ・プロジェクト航海記#4】はるくんの「自作ラジコン飛行機」プロジェクト
ー-チャレンジャーデーター-----------
名前:はるくん
学年:中学1年生
好きなモノ:飛行機、マインクラフト
好きなお弁当のおかず:豚コマを焼いたやつ(お母さん作)
常にクールなはるくんは、何の問いかけにもまず「はい」とお返事をくれる丁寧な中学1年生。作業に没頭する集中力もかなりのもので、飛行機を作る表情はもはや職人の顔。メンターのヒデの鼻歌をBGMに黙々と作業をこなします。
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自分で飛行機を作ってみたい!!
はるくんは飛行機が大好きな中学1年生!
旧日本海軍の零式艦上戦闘機———通称:ゼロ戦の美しさに心を奪われ、飛行機にのめり込んでいったというはるくん。
おうちではおこづかいを貯めたり、誕生日にお願いしたりで、飛行機関係の本やプラモデルをコツコツ集めているようです。
形や色など見た目だけでなく、とにかく「空中での動きがかっこいい」と飛行機の魅力を語ってくれました。
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さすが。
そんなはるくん、プロジェクトでは最初から『ゼロ戦を作りたい!』と言っていたそう。プロジェクトの題材はもちろん飛行機に。はるくんの「好き」を形にする方向で話し合いました。
プラモデルは何回も作ったことがあるけど…それは部品を組み立てるだけで終わっちゃうし…
最近は中学校のミニ四駆部にも興味があって…自分で操作するのも面白そう!
ラジコン飛行機はあんまりやったことがない…
なら飛ぶ飛行機を自分で作ろう!
一から部品も作って、組み立てて、自分の飛行機を飛ばしたい!
このようにはるくんの自作飛行機プロジェクトがスタートしました!
伴走者(メンター)は ヒデ
ー-メンターデーター--------------
名前:加藤 秀隆 (かとう ひでたか)
ニックネーム:ヒデ
学年:大学2年生 (静岡大学・理学部・生物学科)
特長(生態):「浅く広く」でとにかく多趣味
小学生時代の自由研究:自作そうじ機
事務局も兼任するあむラボの参謀。とにかく知識の幅が広く、どんな質問も1聞いたら5倍の説明で返ってくる。でも作業中はすぐには助言せず、一歩引いてはるくんを見守ります。はるくんからの第一印象も「モノ知り」だったようで、歴代ゼロ戦の見分け方を教えてくれたらしい。常に何かを歌っている。
はるくんと自作飛行機プロジェクトを進めることになったのは、
ヒデこと加藤秀隆。
もはやこの世に知らないことは無いのでは?と思われるほどの、あむラボきっての知識王です。
小学校の頃の自由研究ではラジコンを分解して部品を取り出し、実際にものを吸い込む掃除機を作ったそうで、今回のプロジェクトにも経験を活かしていいアドバイスをくれそうです!
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ヒデもゲームの影響でこの手の知識量は特に多いそうで、はるくんとはミリタリー談議に花を咲かせています。
まずは資材を調達!!
簡単に調達できる材料でつくれる飛行機、調べてみると趣味で作り方を投稿している人のサイトを見つけました!
「これなら作れそう!」とはるくんが見つけた作り方と設計図をもとに、材料を集めていきます。
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広報が到着すると、入れ替わりで『行ってきまーす!』と出かけて行ったはるくんとヒデ。
材料を調達しに行った先は…ホームセンター
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近くのホームセンターにお買い物。
1時間後、ICLaのインターホンが鳴ったのでドアを開けるとこんな感じで2人が帰ってきました。
本格的な材料を前にいろいろ聞きたい事務局メンバーをよそに、和室にささっと入って作業を再開していました。
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部品(パーツ)を切り出そう
今回作る飛行機は、確かに作りは単純なものの、実際に飛ばすとなるとバランスや強度がかなりシビアになってきます。
設計図通りに作るため、じっくり作り方を確認していきます。
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発表前にプロジェクトを振り返って、はるくんはこの図面通りに切り取る作業が一番難しかったと話していました。
下書きのできないプラ板を切ったり、切った部品を組み立ててもうまくハマらなかったり、苦戦したそう。
しかし、その日の活動記録には気になる記述がありました。
メンターたちは、親御さんに報告するため、あむラボのメンバーに共有するため、そして子供たちの成長を記録するために、毎回のプロジェクトであったことを細かくメモしています。
活動記録には子どもたちの印象に残った発言まで残しているのですが、ヒデはトラブルに直面したはるくんの
「でも楽しかったからいいや!」という言葉を聞き逃さなかったみたいです。
何度も失敗しながらも、くじけずに、また挑戦して集中し続けるはるくんの姿に、こちらもハッとさせられました。
将来の夢は…
ある日お母さんにおうちでのはるくんの様子を聞いてみたところ、
「そういえば、あむラボに通い始めてこんなことを言うようになりました」という変化を教えてくださいました。
それも
『進路決めた!俺、堀越二郎になる!!』というもの。
堀越二郎とは、はるくんが憧れたゼロ戦の設計者。
宮崎駿監督のスタジオジブリ作品『風立ちぬ』(2013年)のモデルになった事でも有名ですよね。
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プロジェクト開始時から、将来は飛行機関係の仕事がしたいと話していたはるくん。しかし、高いところが苦手らしく、操縦する側にはなれないとも話していました。
今回のプロジェクトを通して、飛行機を「作る側」に興味がわいたみたいです。
どれだけ失敗しても、楽しそうに作業を進めていた姿からも、はるくんの飛行機を作ることに対するワクワクが伝わります。
発表会に向けて!!
切り出しを終えた後は、組み立てへ。
グルーガンやセロテープを使って、パーツを合わせていきます。
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組み立て中も、先に引っ付けた補強材がはがれて来てしまうというアクシデントが発生…!
一回はがれた部分を分解して、もう一段階強い接着剤で貼り付けることに。
でもはるくんは動じません。丁寧に手直ししていきます。
発表会ではどこまで完成に近づくのでしょうか!
目が離せません👀
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粘って、支えて、努力が形になっていきます。