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音のない叫び|詩


「音のない叫び」

奪われし大切なものと
失くすことなき大切な想い
深まる心彩こいろよりあふれる雫は
小さなみちを造りゆっくりと流れ始める

終わりを告げられた、あの日
はじまりの後ろ姿にこぶしをにぎり
確かな音をひろうべく
瞳は隠したままにじっと耳を傾け続けた

僕は間違ってなんかない
必ず真実へと流れは辿り着けるはず

最後の一行、
そこに見え隠れしている
君の刹那な音だけを頼りにして

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