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旅のおわり|詩


「旅のおわり」

夜にとけるすんでの強がりが
ふわり音に寝転んで流れはじめた

見失いそうになった月あかり
雲の隙間から溢れ落ちる
悪戯いたずら好きな星くずの吐息にくすぐって

降り始めた雨に満たされていた
いにしえより聴こゆ懐かしい痛み
幾度となく繰り返してきたはずの

旅のおわり、
ため息を閉じこめた時の欠片

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