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夏夜に眠る|詩


夏夜かやに眠る」

切ない夜がひとつ減っただけ
耳もとから潜りこんだ
噂好きな風のお喋りに俯く

咲かない花に寄り添った強がりが
転がり落ちてしんぞうを叩いた
刹那に隠した君への想い
そびれになった夏夜かやの独り言

切ない夜がひとつ減っただけ
今夜、
逢えない夏がひとつ過ぎていく

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