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昼さがり|詩


「昼さがり」

みどり薫る音の部屋のなか
冬の風が吹きだまるのを感じる

綴じた目蓋のその向こう側
小指の代わりに瞳を絡めるあの娘たち
空へと向かう微かな口唇と
昊へと伸ばす想いの指さきと

睡気に寄り添った無糖の珈琲に
何気に感じるミルクティーの甘さ
君の夢のなかに生かされている

僕の夢のなか確かに君は生きている

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