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つうきんろ|詩
![](https://assets.st-note.com/img/1725676083-PpHN59b82eMZ4vsOClmySWVY.jpg?width=1200)
「つうきんろ」
細切れた夏の影が
足もと照らし走り去っていく
ざわわ、ではなく
さささと素早いわけでもなくて
然れど、其れは
一刹那のよに季節を連れ立ち
あたかも夕の浜辺に打ち上げられた
空き瓶の気持ちを運んでくる
目の前の信号が青に変わり
僕は何も無かったように頷いて
いつもの景色のなかを
何時ものように走りはじめた
![](https://assets.st-note.com/img/1725674851-eDQoLU5RqB3p7FHxSmjJw9M4.jpg?width=1200)
「つうきんろ」
細切れた夏の影が
足もと照らし走り去っていく
ざわわ、ではなく
さささと素早いわけでもなくて
然れど、其れは
一刹那のよに季節を連れ立ち
あたかも夕の浜辺に打ち上げられた
空き瓶の気持ちを運んでくる
目の前の信号が青に変わり
僕は何も無かったように頷いて
いつもの景色のなかを
何時ものように走りはじめた