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今日ときめいた言葉170ー「香港百年のカオス 借り物の場所、借り物の時間」

(タイトル写真はagoda.comより転載)

NHKドキュメンタリー「映像の世紀 バタフライエフェクト」で取り上げたのは香港百年の歴史。

19世紀にイギリスの統治下になったころ、そこは近未来と前近代が同居する混沌とした世界だった。イギリスが香港に持ち込んだのは自由。レッセフェール(自由放任主義)。しかし、それはつかの間の自由、期限付きの自由だった。

19世紀香港の町並み    
cup.com.hkから転載
九龍城砦
クーリエ・ジャポンから転載
香港の商人
CNN.co.jpより転載
物乞いをする人

150年後600万都市に成長するもいつかは中国に返還される。ひとたび自由を享受した人々は、その自由が奪われることを拒んだ。その抵抗のスローガンに叫んだのはかつてブルース・リーが残した言葉だったー「水になれ」

私たちは常に何者かになる過程にあるのであって、不変のものは何一つない。
私たちの中には常に変わり続ける世界に対して、変化する柔軟性がある。流れる水がそうであるように止まると腐っていくのだ。

勇気を持って進もう、友よ。未来は君が心に秘めた大切な夢が手に届く場所と時間だと信じるんだ」

一国二制度はあっけなく反故にされ、自由は踏み潰された。天安門事件といい、香港問題といい、中国の若者の怒り、悲しみ、絶望はいかばかりか。彼らはその思いを持ってこれからの人生をどう生きていくのか。

でもこれは他人事ではなく、我々日本人いや地球上に生きるすべての人たちのことでもある。自由が失われるということはどういうことなのか。失われてしまってからでは遅いのだ。


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