今日ときめいた言葉ではなく出来事96ー「孫が来た!」第二弾(続)ーとうとうヤラレテしまった篇
今までもボストン軍団とシカゴ軍団と戦った後は、私が必ず倒れてクリニックで診てもらっていた。その時イーオットは、無傷で元気だった。今回は、彼らが帰った後ではなく滞在中に2人とも倒れた。確実に体力が弱まっている。嗚呼、よる年波には勝てない。「勝てないけど負けない」覚悟で、戦ってきたが、道半ばで完敗である。
まず先にイーオットが倒れた。鼻水、喉の痛み、節々の痛み、咳の症状が現れ、3日3晩寝室にこもって過ごした。孫達にうつすことを恐れてのことであると聞くと一見聞こえはいいが、本音は「熱があったら飛行機に乗れないし、そしたら彼らの滞在が伸びる。それだけはなんとしても避けたい」ということなのだ😅
イーオット不在の中、孤軍奮闘しなければならなかった私は、つくづく同志の存在はありがたいものだと実感した。彼は私をかばってよく戦った。そして病に倒れたのである。忘年会の幹事であったのに欠席する羽目にもなった。
イーオットが倒れて3日後、私が倒れた。クリニックに行き、気管支のあたりが痛み、痰がからんでいるようだが熱はないと伝える。さらにコロナもインフルエンザもワクチンを打っているが、シカゴ軍団は来る前にstrep throat (レンサ球菌)にかかっていることを伝えた。
先生は、お望みなら検査しましょうかとおっしゃるので、コロナ、インフルエンザ、レンサ球菌の検査をしてもらった。結果はネガティヴだった。今年はインフルエンザよりもレンサ球菌の患者の方が多いそうだ。レンサ球菌には固有の抗生剤でなければ効かない。今後シカゴ軍団から罹患する可能性もあることからその抗生剤を処方された。
このクリニック最近見つけたのだが、私はとても気に入っている。朝の7時半から診察をしていて、じっくり話を聞いてくれる。不安なことは科学的手法つまり検査で払拭してくれる。よそと違って院内処方で、飲み方、薬の効能をじっくり説明してくれる。
いまどき自分がいい人だと思える先生を見つけるのは至難の業である。まず診てもらって言葉使いが無神経、偉そうで横柄な人だったらもう行かない。明確に診断をせず薬だけを処方するのも失格。こちらの疑問に答えられない人もお断り。「ヤブ医者」はいやだけど、力量が同じなら患者に寄り添う先生を選びたい。
明日彼らは帰る。十分に楽しませてあげられたかなと悔いが残る。恐ろしい軍団だけど年に一度のことだから。一年も経つと別人のように成長している。だから今の可愛らしさは今だけしか見られない。そのうち日本に来なくなるかも…。
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