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マリウポリ最後の海外メディア ウクライナ🇺🇦の人々に思いを寄せ続けたいー何もできない無力感にさいなまれながらでも・・・。(9)

(冒頭写真=ロイターは、Sankei.comからの転載)

今日のニュースショーで、コメンテイターの1人が、以下のような内容のコメントをしていた。
「Mariupolから最後に脱出した海外メディアはAP通信だったそうです。
その記者が『今後はこの地の状況を伝えるメディアがいなくなった。』と語っていました。自分もジャーナリストの1人として、出来事が起きている現場に行って取材することが使命だと思っています。今後、この地でどんなことが起きているのか、一層見えにくくなって、何もなかったことにされてしまうことを危惧しています」と

まさに、その理由のために、十数人のウクライナ兵士は命令を受け、危険を冒して、AP通信のジャーナリスト達を隠れていた病院から救出しに行ったのだ。彼らが取材したフィルムが世界に配信されなければ、ここで起きていることは、嘘だと言われてしまうからと。砲撃の続く包囲網を抜けた時、1人の警察官からそう説明されたそうだ。

脱出のための車を手配してくれ、どんなことがあっても、ここで起きている惨状を世界に発信して欲しいと。

ーマリウポリの20日間:街の苦悩を記録したチームー


脱出成功❣️
As we pulled up to the sixteenth checkpoint, we heard voices. Ukrainian voices. I felt an overwhelming relief. The mother in the front of the car burst into tears. We were out.
We were the last journalists in Mariupol. Now there are none.
(16番目のチェックポイントを通過した時、ウクライナ人の声を聞いた。私は込み上げてくる安堵感で一杯になった。前の席の母親は泣き出した。我々は脱出したのだ。我々がマリウポリにいた最後のジャーナリストだった。今は、誰もいない)

以下の写真はAP 通信のジャーナリストが取材したものです。
APnews.comから転載

AP通信のジャーナリストが脱出に使用した車 
シェルターに避難している人々
マリウポリの病院の廊下で。夫を砲撃で亡くし悲しむた女性
集団墓地、ロシア軍の砲撃が激しく死体を埋葬できない


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