Z世代のパッケージトレンドとは?現役美容マーケターがZ世代のパケ買い心理を徹底解説!
こんにちは、あんちゃんです!
ampule magazineのVol.6はもう読んでいただけましたか?
Vol.6では、「パッケージデザインを考える」というテ―マで、美容商品のパッケージについてお届けしています。まだ読んでいない方は、ぜひ読んでみてくださいね♪
▼ampule magazineバックナンバー
さて、今回は3月7日(火)に開催した、ampule主催ウェビナーの内容をダイジェスト版でお届けしたいと思います!
Z世代は、どんなパッケージに魅力を感じるのか?
いま、どんなデザインが世界のスタンダードなのか?
美容に携わる方には必見の内容になっています♪
ぜひ最後までご覧くださいね!
今回は、前回のウェビナーに引き続き、ampuleプランナー南 殷善(なむ うんそん)がモデレーターとなって、Z世代ど真ん中の現役大学生3名とディスカッションを行いました!
まずは、世の中の「パケ買い」における購買行動知るべく、アンケート調査を行いました。
■パケ買いをする人はどれくらい?
パッケージデザインに惹かれて購入する人の割合は、回答者のおよそ3割で、パッケージデザインに魅力を感じると回答した人は半数以上に登る結果となりました。
パッケージのデザインは、購買に影響力があることが分かりましたね。
■Z世代はパケ買いをどう考えている?
購入を決めた一番の理由は、コスパの次にパッケージがランクインしており、商品の見た目は購買における重要な要素になっているようでした。
【第1部】Z世代が思わず手に取る化粧品パッケージとは?
アンケートの結果を元に、今回のウェビナーではZ世代の現役大学生と座談会を行いました!
化粧品を購入する際、どんな心理が働いているのか、リアルな話が明らかになったので、ダイジェスト版でご紹介します。
質問1:パケ買いしたくなるのはどんな時?
ブランドのイメージが、ビジュアル・クリエイティブに落とし込まれている時
商品の形がユニークだった時
メッセージ性のあってテンションが上がりそうなものに出会えた時
質問2:Z世代がかわいいと思うパッケージの特徴は?
エモさをかんじられるパッケージ
文字が書かれておらず、色合いが素敵
パッケージの形が独特
文字情報が書いていない、形が独特+機能性が備わっているもの、ブランドの信念が感じられるもの
シンプルかつメッセージ性のあるもの、商品の特長とパッケージがリンクしている
質問3:店頭で商品を手に取るとき、どこを見て買っているの?
スキンケアの場合は成分・機能を重視!カラーコスメの場合は色・形
SNSでお洒落な世界観の投稿・レビューなどのクチコミをチェックし、店頭・オンラインで指名買い
ブランドの雰囲気が伝わる魅力的なブース、ビジュアル×高評価なクチコミ
<まとめ>Z世代が魅力を感じるパッケージデザインの特徴とは?
文字情報が網羅されていないシンプルなデザイン
シンプルだけでなく、アクセントが効いているデザイン
世界観やコンセプトが伝わるもの
Z世代は、お洒落なパッケージという理由だけではなく、ブランドが醸し出す世界観も含めて購買を決定していることが分かりました。
【第2部】
パッケージデザインとマーケティング
Z世代の購買行動とSNSの関連性について
第一幕の座談会で、パケ買いの購買行動は【①店頭認知×その場で試す×衝動購入 ②店頭認知×SNSでクチコミ調査×SNS情報で購買判断 ③SNS認知×SNSでクチコミ調査×SNS情報→店頭で試し最終購買判断】の3つに分類できることがわかりました。
これらの結果はアンケート調査からも後押しされており、SNS上で情報をチェックして購入するものを決め、指名買いするパターンが多いことが分かりました。
元々、パッケージが担っていた「商品の情報を伝える機能」は、今ではSNSが担っており、今は、ブランドコンセプトを直観的に伝えるためのブランドコミュニケーション手段として変化しています。
■インフルエンスファクターから考えるパケ買い
ここからは、Z世代の購買行動における「パッケージビジュアルの重要性」をトレンダーズのメソッドを用いて解説します。
トレンダーズでは、購買行動のパターンに注目したメソッドを提案しています。
これまでは、「20~30代の女性」など、特定の属性に基づいてターゲット設定することが多かったのですが、トレンダーズでは、1つの属性に絞らず購買行動を軸にターゲットを分類すべきだと考えています。
理由は、顧客が商品を認知して購買するまでの過程はとても多様化しており、複雑だから。
現在では、商品を購入するまでの間に、「認知→クチコミチェック」など、1つずつ経路をたどって購買行動に移る「カスタマージャーニー型」だけでなく、
様々な購買要素が重なって購買に至る「パルス型」などが存在するため、ある商品が購買されるまでにとられる購買行動パターンは複雑化していると考えられます。
そこで私たちは、購買のプロセスではなく、どういった要素が購買に影響するのか、「購買因子の重要度」が高くなっていると考えているのです。
このような考え方から生み出されたのが、
トレンダーズが提唱するインフルエンスファクターです!
インフルエンスファクターとは、SNSの購買行動に影響する要素を4つに分けているもので、最も購買のきっかけ、後押しになるポイントをまとめたもの。
そしてトレンダーズの独自調査で、SNSでの購買行動における「インフルエンスファクター」は4パターンに分類できることが分かっています。
その4つの中でも、「パケ買い」で最も注目してほしいターゲットは「ディスカバリー」型。
ディスカバリー型とは、好きなものに出会えた、情緒的な感情が刺激されたなど、直観的に良いと感じたものに影響をされやすいタイプのことで、パッケージデザインを購入の判断基準にしやすいタイプの人を指しています。
そんなディスカバリー型の攻略は、言語としての説得ではなく、ビジュアルなど視覚・直観を刺激するようなコミュニケーションをすることが重要です。
【ディスカバリー型の攻略方法】
情報量を削ぎ落す・・・SNSでの発信を活用し、パッケージにはシンプルに
ユーザーの購買行動は大きな要素のひとつ・・・ターゲットであるディスカバリーがたにとっては、好きなもの、新たなもの、自分が探していた魅力的なものに出会うきっかけに
ブランド理解・・・コンセプトや想いをビジュアルで表現することでブランドファン醸成・理解の促進
最後に
いかがでしたでしょうか?^^
今回は、Z世代のゲストを交えてパケ買い心理について解説しました。
Z世代だからこそ、価格だけではなく、ブランドの世界観などパッケージに込められた想いを重要視して購入に至っていることに驚きましたよね。
また、今回ウェビナー中にご紹介した「インフルエンスファクター」の中で、私はまさにディスカバリー型でした!
直観的にいいなと思ってモノを衝動的に購入してしまうことが振り返ってみると多い気がしています。皆さんは、何型でしたでしょうか?
インフルエンスファクターについて興味を持ってもらえたら、ぜひいつでもお気軽にご相談くださいね。
今日もお読みいただきありがとうございました!
次回もお楽しみに^^
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