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要領:心に響いた言葉

要領
 健康維持と精神的安定を求めてテニスを習っています。
 週に一度一時間半程度、ウオーミングアップからテーマ練習、最後にダブルスの試合、と楽しくやらせてもらっています。
 キャリアは十分ですが自己流で、加えて体力低下と視力低下で上達など望めない。コーチの打ち方を見て真似てみるがうまくいかない。
 
 きっと年齢のせいだと言い訳してみるがなんだか悔しい、と思った時、読んだ時代小説からの“心に響く言葉”です。
 
・要領
 年齢に応じた楽しみ方があるはずだ、ここはもう少し上達するよう集中してみようと思い調べてみました。
 
 要領とは、物事を上手に行うこつ。上手に行う上での重要な点。 
 「要」は衣の裾、「領」は襟の意で、衣を持つには要と領とを執るというところから、物事をうまく処理する手段。処理の肝心なところ。
 また、要点をつかんで、巧みに立ちまわる方法。
といった意味があるようです。
 
 いつも読んでいる時代劇小説は、どちらかといえば市井の人々の人情物が好みです。
 そんな中たまたま見つけた剣術ものの小説の中に、ジーンとさせられたなかなか意味深いセリフが書かれてありました。 
 
“剣を習う上での呼吸法は、吸ったら吐け、吐いたら吸え、吸ってばかりでも吐いてばかりでも続けられない。”
  自分に照らし合わせると、これはなんとかできているような、でも時々力が入りすぎて呼吸が止まっていることがある。
 また、“常に全力を注いでいては身が持たない。力を入れるところでは入れ、抜くところでは抜く。入れっぱなしでも抜きっぱなしでもいけない。”
さらに、“入れるところで抜き、抜くところで入れるのはもってのほか。”
 
 これだ!
 これができてない。要領が悪いので、全てにおいて緊張して力が入りっぱなし、抜き方がわからない。
力の入りすぎでコーチからは“もっとゆっくりリラックス”といつも言われ続けてるなあ。
  物事にはうまく行うコツがあり、肝心なところを押さえる。スポーツでもビジネスでも同じように重要なポイントなのだ。
 
 【教訓】
 人生においてもやっぱり、“入れるところで抜き、抜くところで入れるのはもってのほか。”
要点をつかみ“要領”よく、楽しくかつ美しく上達のコツを掴もう。
 

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エルダーヴィッセン
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