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AIですら小説を書けるいま、あなたが書くことの意義は?~ブログを挫折した筆者がまた書きたいと思えた

~ブログを挫折した筆者がまた書きたいと思った本~
恥ずかしながら実は小説家になりたいと夢想した10代があり、高校時代は留学生活を発信していたブログを書いていた経験があるくらい書くこと自体は元々好きなのですが、三日坊主、飽き性、ズボラを異名にしてもよいくらいコツコツが苦手でせっかく読者が付いたブログも放置。気が向けば再開してみるものの、今の時代PV数やいかに検索エンジンで上位になれるのかということばかりが言われて、私自身も読者数やいいねを取ることばかりに気が向き海外生活での文化の違いや腹が立ったことを面白可笑しく読んでほしいという本来の目的をすっかいり見失っていました。
それどころかブログを書くこと自体が義務に感じて、読者数を稼げるネタを考えたり、その「せいで」自分が面白くないと思うことを書くから余計に書けないというドツボにハマっていました。

いしかわゆきさん著の本書「書く習慣」を読んだ後はスマホのメモアプリに一気に読書感想を書いて、次の日にこうして改めてまとめを書くことができるくらい書くことへの意欲がまた戻ってきました。

「書く習慣」まとめ

以下、私がこれは!と思った点をまとめてみました。

書くことが楽しければ書ける人になる→楽しくなるためには数をこなす→数をこなすためには習慣化する。
そう、この習慣化が難しい!それができたらこの本を手に取ってへんよ!
著者いしかわさんが習慣化するために推奨しているのは、「目につくところにおいておく」です。例えば、スマホのホームにメモアプリを入れる、ノートとペンをリビングや寝室に置いておく。単純だけど効果バツグンです、先ほども触れたようにこの本を読み終えたあとさっそくメモアプリに簡単な感想を速攻で書いたから。

本音を言葉にする習慣をつける
誰にも見せなくていい自分日記に本音を書く。ある出来事があってその時に思った感情を書く。例えば、「部長に怒られたむかつく。」これを書いてももやもやが残っていれば、もっと掘り下げるひつようがあって掘り下げたのが「部長に怒られたむかつく→部長はいつも私にイライラをぶつけてくる。私のどこが気に入らないんだろう?腹立つ!!うんこ踏んでしまえ!」とこんな風に誰にも見せないからこそ本音をぶつけることができます。
この練習は私の場合ノウハウ系や大衆受けするネタを書くことが辛いときのリハビリとして使えそうなので、一言日記として取り入れていきたいとおもいました。

解像度の高め方:なぜ?と問う
本書に出ている「解像度」が私の理解力のせいでピンと来なかったので改めて自分の言葉にすると解像度=言語化、言葉にできないことをどうやって言葉にして、より精細に言葉で肉付けができるか と自己解釈しました。
解像度を高めるには、現象についてなぜ?と問いかけること。
例えば、今日ネガティブなのな、なぜ?→あまり寝てないから。あんまり寝てないのはなぜ?→3時まで仕事をしていたから
とここまで掘り下げると次のような文をSNSなどに投稿ができます。
「夜遅くまで仕事をするとネガティブになって仕事にも支障がでてくる、という本末転倒さ」
ここまで深堀することで、読んだ人がフーンで終わらずに共感を得られるような文に変化します。

イイ感じのまとめがすべてをダメにする
これ私もやりがちなので、思わずグサッときました。これは「書く習慣」の別の章でも書かれている大衆受けよりも1人に刺さる文に繋がるところがあるのですが、よくあるしめくくりとして「よかったら参考にしてください」とか「皆さんも試してみてください」でそれまでオリジナリティがあった文章があっという間にどこにでもある文になっちゃった感じがしません?

私も最近はPV数を意識するあまりノウハウ系の記事を書くこともありイイ感じのまとめ多様してました。記事の内容的にどうしても広く浅くになる場合(留学にかかる費用とか)があったとしてもせめて最後の締めくくりは自分らしさを出していきたいです。

SEOライティングはもう古い⁉
検索エンジンのアルゴリズムは刻々と変化していて、今はより内容を重視したものが評価され始めています。読者は「あなた」が書いたから読みたい!という価値観に変化しています。本音を書くことでファンを獲得していきましょう!1億総発信時代と言われているので、実体をふまえた本音を書くことはさすがにAIには書けないでしょう。

誰かの目に留まるにはやっぱりタイトルが大事
やっぱり読んでもらうにはタイトルが大切。著者であるいしかわさんは最初は適当なタイトルをつけて、あとで付け直すといっています。その時のコツとしては「パワーワードと主観」。例えば「花火大会に行きました」だけよりも「花火をみるたびに思いだす、僕の変な元カノの話」のほうがあきらかに「おや?」とおもいますよね。

誰かの日課になる=習慣的に投稿
いしかわさんは毎日習慣的にツイートを投稿していたのですが、それを毎日習慣的に読んでいるというフォロワーさんからのDMが来たので、誰かが日課的に読むということは習慣的に更新する必要があるということです。

おわりに

可愛い表紙に惹かれて読んでみましたが、想像以上のものを得ることができました。以前にも「書くことについて」の本を読んだことがありますが、いしかわさんの本はとても読みやすく、心にスッと無理なく届く書き方だったので素直に読めて、すぐに実践することができました。私が書いたまとめ以外にもたくさんの書くことのコツが書いてあったので読んでみてください!
個人的には巻末のオマケ書く習慣1か月チャレンジがアツいです!


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