県内の狭い世界のマウンティング
私は今まで色々な県に住んでいた。その中でもA県は特殊である。自分としては住みづらくて大嫌いだ。
A県は郷土愛が強く、よそ者嫌いで、内輪で固まる県民性だ。そして、未だに若手でも昭和な考え方を持ち、若手も県外に出て行こうとしない風通しの悪い県である。
特にマウンティングはとても面白い。
例えば…
○高校がどこの出身か。大学より高校が大事。
○東大なみに地元の大学を賞賛。
○高校の何期生かを大事にしている。
○県内の高級レストランで食べることを金持ちのステータスだと思っている。
○旅行が凄いことだと思っている。
○大企業より地方公務員が凄いと思ってる。
勿論A県民が全員そうだというわけではない。これは県内にしか住んだことがない人の一部の価値観であるが、私は当初からさっぱり何が凄いのか分からず、憧れもなく、とりあえず『凄いですね』と言っていた。
県外に出る機会がない人は、その世界での頂点にたちマウンティングとるのが幸せだろうが、県外に住んでいた私から見たら、たいした価値も憧れもなかった。挫折知らずな自己肯定感の高さは羨ましいが、正直、世間知らずになるより、様々な世界を経験した深みのある大人の方が憧れる。
A県の価値観で過ごしてきた同世代の同僚とは一ミリも価値観が合わない私であった。
そして、彼氏として付き合う人は、A県しか住んだことない人は除外してるのであった。
そんな私も世間知らずであり、海外で働いている友達から色々言われるのであった。