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【創作大賞2023 応募作品】笑いと涙の厳選エッセイ2023

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広瀬クリストファーによる笑いと涙の厳選エッセイ! オススメ順にならんでおります。(創作大賞2023中間選考通過させて頂きありがとうございます!)
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#日記

バルセロナのドクター・キリコと梅沢富美男

目と眉毛、そして家と仕事場は近いほど素敵である! 異論のある方もいるかもしれないが、これ…

昨日の敵は今日の友

同業他社、もっといえばライバル企業のある男からメールが届いた。商売仇などと言っても一回り…

白いワンピースと魔除けと私

以前に、中学生の時にした年賀状配達のバイトの話を書いたことあったが、その後もう少しヘビー…

さらば美しき狂犬たち

今日、近所を歩いていたら、妙な光景に遭遇した。ある一軒家の玄関のドアが開き、上品そうなオ…

親父が死んだ日

もう何年も前の思い出話です。考えて見るとこの世に家族を亡くすことよりも悲しいことはないだ…

ネパールの娘

ボサノバの名曲に「イパネマの娘」というのがあったが、今日はちょっと私の「ネパールの娘」の…

反省の色は何色?

今年の梅雨も大変な雨が降った。日本ではここ数年、大雨がらみの大きな災害が続き被災者の方々は大変な思いをしている。心からお見舞いを申し上げたい。憎っくき雨である。 しかしそもそも汗っかきなので、蒸し暑い日の雨は特に苦手である。だいたい我々現代人が着ているこの洋服という代物自体、この湿度の高い日本の風土に適していないなあと思う。かつて日本人は、袖口や胸元から風がスパスパ入る着物で暮らしていた訳だが、またそんな時代が来ないものかなどと本気で思ってしまうのである。 ただ幸いなこと

寿司は天下の回りもの

ちょっと知的な題名を付けてみたが(どこが)皆さん新年如何お過ごしだろうか。お正月に寿司を…

男前証明写真

俺は取引先での打ち合わせを終えて最寄の地下鉄の駅に向って歩いていた。地下街に降り改札に近…

泥棒は金目の物の夢を見るか?

俺はあるインドの大都市の貧民窟と隣接した地区の安ホテルで目を覚ました。出張続きの寝起きの…

テープカットをする町長よりハサミを使うのが下手な美容師のお話

リモートワーク続きで髪が伸び、鬱陶しくなってきたので美容室に行ってきた。実は初めての人に…

泥酔オークション

このところのステイホームがらみの断捨離ブームで、世の中ではまたネットオークションが脚光を…

アキレス腱と天丼と私

天丼ってなんであんなに美味しいの? 窓から星を見ながらつぶやいて見る。どなたかご存知なら…

寺とTOEICと私

TOEICとTOEICer TOEICと言う英語試験をご存じだろうか。カタカナで書くとトーイックである。就職活動や企業内での評価でも広く使われている試験なので受けたことがある方も多いのではないだろうか。このTOEICと言う試験、満点がなぜか990点というちょっと中途ハンパな点数なのだ。 試験の内容はある程度標準化されており、大体いつ受けても実力通りの同じような点が出るようになっている。コロナ禍では一時的に中止になったりもしたが、今ではまたほぼ毎月1回のペースで実施されてい