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トスカーナの休日〜コルトナへ〜②
列車の中で「コルトナで見るべきものは」と検索していて知った
コルトナはダイアン・レイン主演の映画「トスカーナの休日」のロケ地だと
留学してイタリアにどハマりしていた頃、イタリア映画やイタリアが舞台の映画を未漁っていて、もちろん「トスカーナの休日」もDVDを持っており何度もみたのにコルトナがロケ地だったとは
そうなると俄然、「みてまわりたい!度」がアップ(笑
丘の上の町「コルトナ」
カムチア・コルトナからバスでコルトナへ 終着の「Cortona Piazza Mercato」停留所からの見晴らし
![](https://assets.st-note.com/img/1720699499615-iFj7CKUuaU.jpg?width=1200)
畑の一角が一面黄色いのはヒマワリだろう
![](https://assets.st-note.com/img/1720699357800-QhaKHsRom7.jpg?width=1200)
ここからさらに階段や坂道を上がって町の中心へ向かう
◆Mura Etrusche(ムーラ・エトルスケ/エトルリアの壁)
コルトナの起源はエトルリア時代に遡る
町を囲む壁の大部分もエトルリア時代の壁を中世に補修したもの
バス停近くの壁もエトルリア時代の壁
![](https://assets.st-note.com/img/1720699948545-xnQMQn937m.jpg?width=1200)
ちなみに「エトルリア」とは、紀元前8世紀頃から紀元前1世紀頃にイタリア半島中部にあった都市国家群で「ローマ帝国」以前に栄えた「イタリアの古代文明」
![](https://assets.st-note.com/img/1720699948553-ilYTiJY2wa.jpg?width=1200)
エトルリアの壁を抜け、階段と坂道を登っていく
![](https://assets.st-note.com/img/1720700235585-6CN1X47ZdP.jpg?width=1200)
とにかくどこをみても可愛らしい町並み
![](https://assets.st-note.com/img/1720700269574-yXafsTJjiC.jpg?width=1200)
☆コルトナ中心
坂道を上り切ってアーチを抜けると広場についた
![](https://assets.st-note.com/img/1720700543600-dFTGI2f62o.jpg?width=1200)
◆Piazza della Repibblica(ピアッツァ・デッラ・レプッブリカ/共和国広場)
映画「トスカーナの休日」でも出て来る広場
映画では登場人物のキャサリンが噴水に入るシーンがあるが、その噴水は映画だけのもので現実にはなかった
![](https://assets.st-note.com/img/1720700617634-5GqO8mEqFC.jpg?width=1200)
◆Palazzo del Capitano del Popolo(パラッツォ・デル・カピターノ・デル・ポポロ/カピターノ・デル・ポポロ宮殿)
カピターノ宮殿は共和国広場を見下ろすように建っており、13世紀にコルトナにカピターノ・デル・ポポロの地位が確立された時に建てられた
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建物下に道路が通っているのが面白い
![](https://assets.st-note.com/img/1720700420867-g932vv5flo.jpg?width=1200)
「きゅっ」と小さくまとまった姿が可愛らしい建物だ
![](https://assets.st-note.com/img/1720700420838-IvElw2qnau.jpg?width=1200)
◆Teatro Signorelli(テアトロ・シニョレッリ/シニョレッリ劇場)
写真中央のアーチの並ぶ黄色い建物、何かなと思っていたら劇場だそう
こちらの劇場はロベルト・ベニーニの映画「ライフ・イズ・ビューティフル」の撮影にも使われたのだとか
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☆Cattedrale di Santa Maria Assunta(カテドラーレ・ディ・サンタ・マリア・アッスンタ/サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂)
まずはコルトナの大聖堂へ
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数日前に装飾が豪華なシエナ大聖堂のファサードを見たばかりなので、とてもシンプルに感じるファサード
入ってみると質実剛健な感じの室内
![](https://assets.st-note.com/img/1721048461234-OuKbqhBAjY.jpg?width=1200)
「サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂」の名の通り、この大聖堂は聖母マリアの被昇天に捧げられている
![](https://assets.st-note.com/img/1721048715307-YnBXPbvr9Q.jpg?width=1200)
この大聖堂は古代ローマの神殿跡地に建てられており、1325年にアレッツォ司教区の領域からコルトナ司教区が創設されたが、その時点では現在の大聖堂が司教座として選ばれず、隣接する建物が司教の住居として使用された
![](https://assets.st-note.com/img/1721346330382-lzOsoLmYu3.jpg?width=1200)
1507年、教皇ユリウス2世はこの異常事態を解決し、司教座を郊外のサン・ヴィンチェンツォ教会から移した その新たな重要性に備えて15世紀後半に内部が改装された
![](https://assets.st-note.com/img/1721346418890-eco7aLrd1q.jpg?width=1200)
中世の教会本来の外観は19世紀の身廊の樽型ヴォールト天井など、後から追加された部分によってほとんど見えなくなっている
この天井は19世紀後半に地元の芸術家ジョヴァンニ・ブルナッチによって再塗装された
主祭壇もシンプル
![](https://assets.st-note.com/img/1721346711187-ZiC6Bg7IeG.jpg?width=1200)
主祭壇後ろのステンドグラス
![](https://assets.st-note.com/img/1721346711191-fh9jA3O3of.jpg?width=1200)
内部は中央の身廊と2つの側廊がある(写真は主祭壇を背に出入り口側を見る)
![](https://assets.st-note.com/img/1721346538865-PrFRRjbS2n.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1721346807730-Y2llI4JCYL.jpg?width=1200)
拝観している間、ほぼ1人で静かに見て回ることができた
◆Museo Diocesano(ムゼオ・ディオチェザノ/教区博物館)
大聖堂の向かいに教区博物館がある
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フラ・アンジェリコの「受胎告知」があるので拝観しようか迷ったが、他に見たい場所があって断念(帰る時間が決まっているので)
フラ・アンジェリコ以外にも重要な作品やとても価値のある調度品が保存されているので、次回もっとゆっくり(宿泊で)とコルトナを再訪したときに拝観したいと思う
☆道に迷う
大聖堂の後は映画「トスカーナの休日」のシーンに出てきたVia S.Margherita(サンタ・マルゲリータ通り)へ行こうと歩き出したところ、ニャンコに遭遇
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しかも逃げない♪
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可愛い、、、撫でていたい・・・でも時間がないので歩みを進める
![](https://assets.st-note.com/img/1721347624280-Vn0y28sJLl.jpg?width=1200)
時間は14時過ぎ、昼食は車中で済ませたのでお腹は空いてない
16:30前後のバスで下まで降りないとならないので時間に余裕はない
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しかもスマホの充電は50%を切っている ポータブル充電電池を持参してはいるが充電器に繋げたままだと写真を撮りづらいんだよな・・・
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写真を撮りたくなる路地ばかりでなかなか進まない
目前に見えるのは「Porta Colonia(ポルタ・コロニア/コロニア門)
![](https://assets.st-note.com/img/1721347837826-aCiXz8lBnu.jpg?width=1200)
門を抜けるとPiazza Mazzini(ピアッツァ・マッツィーニ/マッツィーニ広場)があって駐車スペースと大きな道がある
![](https://assets.st-note.com/img/1721347837843-TuSUBhZjxb.jpg?width=1200)
ここで気づく・・・道を間違えていたことに(笑
結構歩いたんだけどなぁ。。。しかもお目当ての場所は間反対!
通りの向こうに見えた「Chiesa di Santa Maria Nuova(キエーザ・ディ・サンタ・マリア・ヌォーヴァ/サンタ・マリア・ヌォーヴァ教会)」へいく先を変更しようか考える
![](https://assets.st-note.com/img/1721348195661-KDePp6PkcB.jpg?width=1200)
けども、これはこれでかなり距離がある
私はやっぱり「トスカーナの休日」に出てきた通りを歩きたいし、「Santuario di Santa Margherita(サントゥアリオ・ディ・サンタ・マルゲリータ/サンタ・マルゲリータ大聖堂)」と「Fortezza di Girifalco(フォルテッツァ・
ディ・ジリファルコ/ジリファルコ要塞)」へ行きたいので途中まで引き返して新たな道をいくことに
⇨⇨次回へ続く