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ローマへ①

今回のイタリア滞在から帰国の際、パリ⇨羽田の機内で隣り合わせになったお母さんと娘さん、連絡先交換してなかったのに私が話した内容のキーワードから私を探し当てた! そして先日、お二人に再会した

会って早々に「機内でイタリアの話を聞いて、次回はイタリア!と思ったんです」と

それでなんと、私がイタリアへ行く頃に彼女たちも「ローマ」へ行く計画をしているという(ロンドンとローマを回る予定)

ということで、参考になるかわからないが18年ぶりに訪れたローマ旅を綴ろうと思う 写真などで雰囲気が伝わればと思う


☆初イタリア高速鉄道「Italo」乗車


10年ぶりのイタリア且つ「完全自己手配」の旅

留学から帰国後のイタリア旅行は旅行代理店を通して手配していたので、都市間の移動も列車を予約してもらっており、チケットを日本から持参していたが、今回は自己手配

チケットは「Omio」というサイトで予約したが、手数料を取られるのでのちにItalo自体のアプリをダウンロードしてアプリで購入するようになった

アプリで購入が難しい場合は切符の自販機(写真はItaloの自販機ではなく FSの自販機)もあるし、並ぶ可能性があるが対人窓口で購入も可能

自販機があっても日本語表示はないので面倒かも
カードのスキミングされる可能性や操作を教えるふりして寄ってくるスリもいるので注意

フィレンツェ中央駅の構内はこんな感じで常に人がたくさんいる

自分の乗る列車が何番線ホームにくるか電光掲示板を見る人々

時間に余裕があったので大好きな老舗チョコレート店「Venchi(ヴェンキ)」でジェラートを購入することに

10年前より店舗が増えている

日本じゃ「ご褒美」にしか買わない高級チョコレート店だが、円安といえども本場はお手頃価格でジェラートをいただける

丸いチョコはおまけでつけてくれる

1番小さいサイズ「piccolo」は2つの味をチョイスして3.6€(約590円)
日本のVenchiだと同じサイズで864円〜なので安い!

美味しいジェラートを堪能しているうちに乗車予定の列車が来たのでホームへのゲートでアプリのチケットを掲示してホームへ

イタリア高速鉄道「Italo」

☆今回は1等車を利用することにした


列車はビジネスクラス、1等車、2等車とあるが、今回は1等車に乗ってみることに

外装は格好いい

車内はこんな感じで、予想より狭い

ほぼ満席だった

私は窓側の席を撮っていたのにすでにイタリアーノが座っていて、私をみて通路側に移ってくれた 過去に私が窓側なのに譲らないイタリア人おっさんがいて嫌な気分になったことがあった

驚いたのは1等車はドリンクとスナックが提供される

料金に含まれているとはいえ驚き

ドリンクは色々あったが覚えていない(笑 車窓を見ながらほっと一息をつくが常に隣のイタリアーノは携帯で話している

あっ、日本と違って車中通話は当たり前なので「うるさい」と感じるかもしれないけど、誰も文句は言わない いかに日本の電車内が静かかと思う

昔はフィレンツェからローマまでインテルシティで3時間〜3時間半かかった記憶だが、さすが高速鉄道!フィレンツェからローマまで約1時間半で移動できる

「遅れなければ」の話だが(笑

☆さすがイタリア!日本では考えられない


車両通路の頭上にモニターがあって駅の案内、走行速度、到着時刻、遅延状況などが表示され、乗車すぐは定刻のローマ到着時間だったのにどんどん遅れていく

25分遅れと書かれている

半年近く前なのでうろ覚えだが、このときは1時間ちょっと遅れてローマに着いた 日本ならお詫びのアナウンスはもちろんのこと、ネットニュースにもなりかねないが「ここはイタリア」なのだ

ただ一つ言えるのは日本旅行のような計画の立て方をすると次の予定に間に合わないことがあるので、列車移動の後の予定は余裕をもたせた方が良いということだ

高速鉄道になったはずなのに3時間近い乗車、結局何が原因で遅れていたのか私はわからないままだった モニター上では何も情報共有がされていなかったと思う もしかしたらアナウンスしたのかもしれないが、私のイタリア語レベルではBGM

懐かしのローマテルミニ駅に到着、列車は引き続きナポリの方へ行くようだった

ローマテルミニ駅もホームゲートができていた(出る時はチケット表示不要)

☆念には念を(スリに要注意)


ローマテルミニ駅はいつも緊張する 昔っから「スリに注意・白タクに注意」と言われてきたからだ

観光客でごった返す

フィレンツェの駅よりも大きくて地下に加え2階がある 1階2階は広くて明るいが、やはりスリには要注意(フィレンツェでも同じくスリに要注意だが)

行かなかったがスタバもある

地下鉄チケットを購入しようと地下へ降りる

以前より構内が明るくなったよう

チケットの対人窓口はすでに長蛇の列だった 

自販機はスリが寄ってきそうなので避けた
地下鉄の路線図が置いてあったのでもらう

24時間、48時間、72時間チケットもあったが、私は街撮りするのでできるだけ地下鉄と使わず歩く予定だったので1回1.5€のチケットにした

ちなみに1回100分有効で地下鉄は1回のみの利用、バス・トラムは制限時間内は乗り放題だ

チケットがおしゃれ

荷物が重いので宿まではひとまず地下鉄に乗ることにする

地下鉄は1回飲みの乗車だが入ってから出るまでの1回なので距離に関係なく1回
ここも昔より明るくなった気がする

混んだ車両が先に来たが1本見送って次の便に乗車した 混んでいるとスリに会う確率が高いので

日本のように吊り革がない

乗車中も鞄を前に抱えて壁に向かって立っていた 乗車中はもちろんだが乗降の際も押し合いへし合いしているとスリに会う可能性があるので要注意

「え?そこまで?」と思うかもしれないが、「念には念を」だ

昔、友人と3人でローマの地下鉄に乗る際にバッグは前にして3人向き合うように立っていた 私たちの周りにちょっと怪しげな男性が数人いたからだ

何事もなく降車したと思ったら友人の1人が「やられた!」と

バッグは前に持っていたが、Gパンのお尻のポケットに1万円札を剥き出しで折りたたんで入れていることを思い出し、手を入れて1万円があるかを確認したんだとか その時に1万円を取り出してバッグにしまえばよかったのに、あることを確認までで終わったと

で、彼女のその様子を見逃さなかったスリはまんまと1万円をすったのだ

Gパンのポケットなんて密着してて指1本入れようものなら気づきそうなものだが、「全く何も感じなかった」そうだ

他の日本人の友達とローマでバスに乗車した時もスリにあったが、「いつあったかわからない」と言っていた

だから本当に「念には念を」で乗り物に乗るようにしてほしい

☆ようやくホテルへ


列車も自己手配ならホテルも自己手配

留学していた頃ならホテルに直電かFaxを送ってやりとりしたが、今回はBooking.comとagodaを利用した(日本のじゃらんや楽天トラベルみたいなもの)

ローマはこれまでは定宿があったが、四つ星ホテル&立地条件がめちゃ良い場所で円安&物価高騰の今は到底泊まれない金額だった

ローマテルミニ駅周辺は安い宿もあるが、治安が悪いので女性一人旅はちょっと不安(夜に出かけなければ大丈夫だろうけど)、ということで今回はポポロ広場近くの宿を予約

ローマテルミニ駅から地下鉄でFlaminio駅で下車、地上へ出ると見覚えのある景色

 Propilei Neoclassici

地下鉄「Flaminio駅」はボルゲーゼ公園の最寄駅、ボルゲーゼ公園はとても広くて美術館や動物園もある ローマに来た時は1度は立ち寄る場所なのでこの景色も幾度となくみた

こちらの「ポポロ門」を通り抜けると、映画「天使と悪魔」に出てきた双子の教会がある

ポポロ門
写真真ん中にそびえるオベリスクの向こうに双子の教会

☆朝食無しなのに1泊が高くてびっくり


予約したホテル「OKAPI」はポポロ広場からすぐの場所、ボルゲーゼ公園に近いのはもちろんのことテヴェレ川にも近いし、まっすぐ行けば「ヴィットリオエマヌエーレ2世記念堂」まで行けちゃうコルソ通りも近いし、小さいけど食品も買えるスーパーもあって便利

建物の外観を撮り忘れた

列車が遅延してくれたおかげで、ホテルに着いたらちょうどチェックイン時間だった

白を基調とした明るいロビー
こぢんまりだか清潔感がある
ソファ奥がカフェコーナーで朝食を取る場所

なかなか良さげではある
エレベーターはあるが、なんと人が1人乗れるほどの小ささ 他の階に停まっていたのでボタンを押して1階に呼ぶと中にお掃除の方がいてびっくり、どうも彼女が行こうとした階に停まって降りる前に私が1階へ呼び戻したっぽくてエレベーターは彼女に譲って階段で部屋まで行くことに

ちょっとアンティークで素敵

3階と言っても日本で言う「2階」なのでリュック一つの私は楽勝だ
そして肝心の部屋はというとドアを開けると左手にベッドルーム、右手がバスルーム

広角で撮っているので広く見える(笑

ベッドはセミダブルサイズで申し分ない広さ

カーテンを開けると細い路地を挟んで向かいの建物のバルコニーなので閉めておくしかない

エキストラベッドもあったので、最大3名泊まれる部屋のよう

ソファならくつろげたのになぁ

バスルームはバスタブなし
イタリアではトイレの他にもう一つトイレの便座なしのようなものがあるが「ビデ」だ お湯or水をはって局部や足を洗ったりする

ちょっと下水の匂いが気になる

今回のイタリア滞在1ヶ月強の間、一度もバスタブに出会わなかった
日本食は恋しくなかったが、唯一、指ねには浸かりたい時があった

お湯は申し分なく出た

古めかしさは否めないが清潔感はある部屋だった
でもエアコンをONにしても全然暖かくないし、カーテンを開けると向かいの建物のバルコニーで丸見え、なんかわからないけどOFFにしても毎度外から帰るとONになるラジオと不便なこともあった

そして何より驚いたのは2泊で236€(約38,643円/1泊19,000円ほど)だったこと
朝食なしなのに???? 10年前は旅行代理店経由といえども1泊1万ちょっとでもっと条件の良いホテルに泊まれたのに とびっくりしたのだった

でもまぁ、駅からも近いし移動に便利だったし、居心地が悪いわけでもなかったから高いと感じた以外は良いホテルだった(フィレンツェもそうだったが、コロナの規制が明けてからの観光客が増えに増えてホテルが足りないくらいらしいので価格も上がっているのかも)

公式サイトを見ると他の部屋の写真があり、私が泊まった部屋以外を見ると素敵な部屋がたくさんあるようだ

⇨⇨次回へ続く

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