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歳を重ねるとこれまでできていたことが、だんだんできなくなるのはわかる
自分も大なり小なりあるし、それが両親の年齢となると「やりたくてもできないこと」も「やりたくなくなること」も増えてくる
私が数年前から気に掛かっているのは、実家の物の多さ
明らかに「使わない」「使えない」ものもたくさんある、けれど「いつか使う」「まだ置いておきたい」などと言って処分しない
7年前に亡くなった祖母の遺品ですらまだ片付ききっていないので、今回私が長めに帰省するので「祖母の遺品処分を数日手伝って欲しい」と言われて帰ってきたものの・・・・
祖母の遺品処分に加えて「片付けるべきこと」があって、連日大掃除をしている
◆大量のレコード
これはもう「絶対必要ないもの」だ
そもそもプレイヤーがないし、私が記憶しているだけでも20年以上は同じ場所に積み上がっている状態
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書棚の中ではなく1番上に積み上がって埃をかぶっていたレコードたちを下ろして1枚ずつ拭いて中身とジャケットがあっているかを確認していく
どれもこれもカビていたり、ジャケットに直に入れられていたり、ジャケット自体が傷んでいて
“こんなの買い取ってくれるのだろうか?”
と思いつつ、とりあえず拭いていく
懐かしい洋楽レコードもあった(姉のものだな。当時私はまだ中学生前後、4つ上の姉が聞いていたものだと思う)
・マドンナ
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・MJ
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・カルチャー_クラブ
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・シンディ_ローパー
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1番多かったのは父のものと思われる「映画ミュージック」「ムードミュージック」でしっかりしたハードカバーの分厚い冊子に入っていた
素人目に見ても「査定してもらうのも申し訳ない」感じのレコードたち
それでも捨てるに忍びないし、何かしらになればいいと思い買取業者を調べて「どんな状態のレコードでもOK」とあったこちらにした
レコードを一通りチェックしたので、さっそく「宅配キット」を申し込むと、なんと翌日には届いた
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「LPレコードが50枚入る箱」となっていたので3箱分お願いして詰めた
そしてすぐ「集荷依頼」をして翌日にはクロネコさんがやってきて3箱引き取っていった
査定に関してはすでにビーレコードが年末年始休暇に入っているので年明けの連絡になると思うが、査定0でも全然構わない 処分に困っていたレコードを引き取ってさえくれれば
結果はまたお知らせしたいと思うが、今回選んだビーレコードとのやり取り
とても簡単だった
公式サイトからLINEで「友達に追加」するだけでパスワードの設定不要、LINE経由で本人確認登録、利用者登録もできた
年末年始で一時的に受付休止しているのかわからないけど、ビーレコードの親会社では他にも買取り会社があるようで「着物の買取」もしているから受付再開したら祖母の着物も引き取ってもらおうと思う
◆大量の本
レコードの宅配キットを申し込んだ時点で、一旦レコードから離れて今度は書棚の整理
分厚い百科事典、古語辞典、英和辞典など辞典系は20年以上前のものともなると内容も古いので置いておいても仕方ない
父が趣味でやっていたギターやトランペットの教本も不要
もう本体がないのにおいてある説明書やらカタログやら、今後も手に取ることもないであろう本がたくさんあった
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ちょっとでも不要なものを片付けたい母と私に反して、「捨てたくない」父
勝手に捨てたら叱られるかも?と思われる本に関しては別に置いておいて「確認してから」と思ったのに、それを伝えただけで機嫌が悪くなり
「私の目につかないように処分して」と言われたと母
“はぁ〜。。。。なんでわかってくれないんだろう”と思うのは私側の話であって
父にとってみたら父側の思いがあるのはわかるけれど
7年前に亡くなった祖母のものもまだまだ片付いていないのに(自分たちで片付けられない)、両親が亡くなった後のことも考えてもらわないと娘二人(姉と私)が後々どれだけ大変になるか、と思うんだけどね
まっ、本に関しては「目につかないよう」に父の居ぬ間に集積所へ持っていった
◆通常の年末大掃除も並行して
コロナ前までは年末ともなると父が家中のサッシを外して水洗いしていたが、コロナ後、私が会社勤めを辞めて長めに帰省するようになってからは私がサッシの掃除をしている
サッシを外しての洗浄は1人では無理なのでサッシをはめたまま溝を洗い、ガラスを拭き掃除
父は全く関与する気無し、高齢になると体力的にも気力的にも「やる気」にはならないのだろう
掃除する私に「ご苦労さんなことで」と声かけるだけ
今後いろんなことができなくなっていくんだろうなぁ、と思うと気が重たくなるのが本音
でも先のことを考えても仕方ないので、とにかく「今できること」をやろうと思う
そんな感じで私の「年末の過ごし方」は「掃除」に始まり「掃除」に終わる(終わればいいけど)
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