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京都へ(2日目_イタリア食堂「ガロッパーレ」)

今宮神社参拝を終えたらちょうどいい時刻
そこから徒歩15分程度の場所にお目当てのイタリアンはある

初めて訪れてからコロナ最盛期を除き年1回は必ず来ている

最近は3月のミモザの咲く季節が多い
今回もお店のSNSで「ミモザが咲き始めました」という投稿を見て、満開のミモザを見るのも楽しみにしていた

初めて来た時から3倍の背の高さになったミモザ

☆イタリア食堂ガロッパーレの名前に込められた想い


夕刻になってランプの灯った「イタリア食堂ガロッパーレ」

まだまだミモザはこれから満開になる感じ
「galoppare(ガロッパーレ)」

店名にある「galoppare(ガロッパーレ)」はイタリア語で「ギャロップ」の意味
英語で「gallop」だが本来の意味は「馬を疾駆させる」だが、この言葉にオーナーシェフの東さんは「馬を四方に走らせ美味しいものを集めてきておもてなしをする=ご馳走」という思いを込めているという

予約時間きっかりにお店に到着すると、大学生か社会人1〜2年生くらいのカップルがすでに開店待ちをしていた

初めて訪れたときは徒歩圏内の地元の方が集っているような雰囲気だったが、年々、遠方から足を運ぶ人が増えている印象

前述の若いカップルも「車を運転するから」とノンアルコールを選んでいたので何かで知って来店したのかな?という感じだった

「美味しいものは人を集める」んだなぁ。
そして、私は「美味しいものにがっつり胃を掴まれた」のだが

☆温かみのある落ち着いた店内


鞍馬口通りから路地に入ってすぐのエントランスを入るとすぐ温かい雰囲気に包まれる(元は酒屋倉庫だった場所をリノベーションしている)

なんだか懐かしい空間
壁には馬蹄と馬モチーフの小物が飾られている

東さんはなんとシェフになる前は競馬場で厩務員(馬の世話をする仕事)をされていたので壁や店内には馬関連の用具や小物がディスプレイされている

オープンは2015年12月、私の記憶が正しければ初めて訪れたのは翌年2016年の3月だったと思うが、その頃からさらに店内は改装されて快適さが増している

ガラスの向こうのスペースは以前テラス席だった

初回は近くの建勲神社に写真をとりに訪れていて、ちょうど昼時になったのでスマホで近辺の飲食店を検索して目に止まったのがガロッパーレ
予約なしでくるとほぼ満席だったが「少しお料理提供までにお時間いただきますが、テラス席でよければどうぞ」と案内された

元テラス席のあった場所も素敵に改装されて大人数でも利用できるように

☆前菜盛り合わせに魅せられて


私がガロッパーレに来る理由は「美味しいこと」はもちろん、お店やシェフやスタッフの皆さんの雰囲気が心地いいこと

そしてまるで宝石箱のような「前菜盛り合わせ」に魅せられたから

前菜の盛り合わせ(10種類乗っている)

この美しさよ!

そして当然のことながらどれも美味しい!

私は「少しずつ色々食べたい派」なのでこの1皿がどんなに魅力的でありがたいかこれだけでお酒が進む(笑

まずはスプマンテ(スパークリングワイン)をいただく

グラスで色々楽しめるのもありがたい

外は寒かったが今宮神社から歩いてきたので冷えたスプマンテが美味しい

☆日本酒も置いてある


来る前にお店のSNSで日本酒の試飲に行かれていたなあ、と思っていたらお店に置いてあった
種類はこれから増えて行く予定と思われるが、この日は2種類

左:純米吟醸「米鶴(山形)」右:純米「美里(滋賀)」

グラスでいただけるのでまずは「美里」をチョイス

料理に合わせるので辛口がいい

あまり日本酒は普段飲まないし、詳しくないが一応格好だけつけてみる(笑

ワイングラスでいただく日本酒も良き

前菜の魚系・肉系どちらにも合う、辛口なので後味もしつこくなく食事と合わせるお酒として最適だ

前菜がなくなってきたので次のオーダーを

次に白ワインへ行こうかと思ったが、牡蠣のエスカルゴバターオーブン焼きを頼んであったので日本酒と合わせても美味しいかなと思ってもう一つの「米鶴」をお願いする

結構たっぷりな1杯

「純米吟醸 三十四号」と書かれているのだが、三十四号って34本目か何か?かと思っていたら杜氏の方が「須貝 智」さんとおっしゃって「智(さとし)」から「三十四」としてあるのだとか

裏話をしてもらえるのも楽しい

☆前菜以外ももちろんおすすめ


前菜以外にもメニュー豊富でどれもおすすめだ
一人なのであれこれ頼めないがメニューによっては量を1人分にしてくれる(混雑していたら難しいこともあると思うが)

1人で来ると色々頼めないのが残念

◆浦村カキのエスカルゴバターオーブン焼き

生牡蠣は苦手だが火の通った牡蠣は好き(カキフライとか焼き牡蠣とか)
「エスカルゴ」の文字にちょっとビビるがエスカルゴを食べるわけじゃないので頼んでみる

香ばしい香りとバターのリッチな香りが食欲をそそる

1つから頼めたので2つお願いしたが正解!
プリップリの牡蠣はジューシーでその美味しいエキスとバターを吸ったパン粉がまた絶品!

1人で4個くらいいけそう(笑

当然?お酒が進む(笑

巷で「アル中」呼ばわりされてますが断じて違いますからね!

◆ほたるイカと菜の花のパスタ

パスタもお願いした
せっかくなら季節を感じられるものが良くて、ほたるイカと菜の花のパスタを

ふんだんにかけられたカラスミ

1皿でパスタ80グラム、「少し量を減らしましょうか?」と申し出てくださったが「たらふく食べたい」私は減らさなかった
けど、考えてみたらパスタのみ80グラムじゃないので結構ボリュームが

ぷくっとしたほたるイカ

可愛らしいほたるイカとパスタを一緒に口に運ぶと海が口の中に広がりますなぁ

カラスミも良いアクセント

菜の花もほんのりほろ苦で歯応えも良くて「ボリュームが」と思ったけど楽勝で平らげた!

しかし流石にデザートまでは行き着けず、バスの時間も迫っていたので食後のコーヒーも諦めてお店を後にしたのだった

今年内にもう1度来たいなぁ

いわゆる「京都の観光地」からは少し離れている場所にあるが、逆にゆっくりとできるのでおすすめのイタリアンだ(私はこちらで食事をするのが目的で京都に来るのだが)

京都グルメの選択肢に是非とも加えていただきたい

☆おまけ


食べた後はお腹いっぱいだったが、宿泊先までそれなりに時間がかかるのでバスを下車後にコンビニでスナックとお酒を。。。。(アル中ではございません!)

湯船でしっかり汗かいたら欲しくなるのさ

たくさん歩いて頑張ってくれた身体を湯船でしっかりほぐしてから、汗もたくさんかいたところでイタリアンで飲んだお酒も毛穴から出てしまったので水分補給して床についたのだった

⇨⇨次回へ続く

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