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結婚20周年パーティ

イタリアに来る前からPaolo友人の結婚記念パーティに行くと聞いていた
当日は午前中にNovellaと花屋へプレゼントを買いに行った

Novellaのお買い物についていくとスーパーじゃないところへ行けるので面白い

このお店は日本の花屋のように冷蔵ケースにたくさんの花が置いてあるでもなく、どちらかというと鉢植えが多かった

花束を考えていたNovellaだが、店員さんに「結婚記念のお祝いなら鉢植えがおすすめよ」と言われて鉢植えにしてドラセナにした

可愛らしいてんとう虫も添えられて、プレゼントの準備はOK


☆レオナルド・ダ・ヴィンチの生誕地「ヴィンチ」へ


結婚記念パーティの会場が「ヴィンチ」と聞いて、25年前に一度ヴィンチを訪れたことを思い出した

大学に入ってイタリア語と出会い、イタリアへ留学することになった時、中学生の頃に「前世占い」で「中世の宮廷画家で建築家」という結果が出たことをふと思い出して「もしかして自分が美大に入ってイタリアと繋がったのは、イタリアの中世の宮廷画家で建築家だったから?」と思った私は「レオナルド・ダ・ヴィンチが前世とは思わないが、近くにいた誰かかもしれない」と思ってヴィンチを訪れたのだった(笑

フィレンツェから路線バスで結構走ったと思う
バス停からオリーブ林を抜けて「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の成果まで歩いて行った

5月の半ばでオリーブの木の下には赤いケシの花がたくさん咲いていた

行けば何かしら感じることがあるだろう、と思って行ったものの何も感じなかった(笑 まぁ、それでも今こうしてイタリアにいるのでイタリアとは前世で関係していたんだと思う

そんなことを思いながらPaoloの運転で走る車窓からヴィンチの中心地を眺めた

☆Monna Caterina Wine Resort(モンナ・カテリーナ・ワイン・リゾート)


会場はヴィンチの街から少し離れた場所にあった

ワイナリーとイベント・宿泊施設のあるワインリゾート「Monna Caterina」
なんと、ダ・ヴィンチの母親の家だった

上記写真にある建物は宿泊棟で、反対側がイベントができるスペースになっている

主役ご夫妻の旦那様エウジェニオの案内で厨房からワインタンクのある場所まで見せてもらった

☆もう一人の主役不在のまま始まるアペリティーヴォ


旦那様のエウジェニオはいるのに、もう一人の主役である妻のロベルタの姿が見えないまま、アペリティーヴォが始まる

イタリア語わからなくても、この場にいられることが自分にとっては楽しい

イタリア人のプライベートなパーティ(しかも結婚記念パーティ)に参加できるなんてすごく貴重

「撮ってください」と言わんばかりに額縁が置かれていたのでNovellaと記念写真

☆ロベルタ登場


痺れを切らしたエウジェニオがロベルタに「みんな君待ちだよ、早く来て」と電話してしばらく、ようやく現れた彼女はなんとウエディング姿だった

おそらく50代半ばから後半だがこのプロポーションは羨ましい・・・

主役が揃ったところで室内へ

食事が始まるのかと思いきや・・・・

☆最初から最後まで


なんと、20年前の挙式ビデオ鑑賞!

主役はもちろんのことパーティ参加者の数人の20年前の映像が見られるなんて面白い

ただ「挙式の最初から最後まで」は長かった(笑
途中、何度かエウジェニオが「お腹すいた」「もうビデオはやめて」と声をかけても「黙って見て!」というロベルタ(笑

あぁ、こういうことか!

実は事前にPaoloから「エウジェニオは親しみやすいけど、ロベルタはちょっと(変わってる的な?)、なので嫌な思いすることがあるかもしれないけど“イタリア語わかりません”って感じでいればいいよ」と言われていて、ロベルタがどんな人なのかドキドキしていた

要は「我が道をいく」人なんだな
自分がやりたいことは他人に我慢を強いてでもやり遂げる、みたいな(笑

私は挨拶程度しか関わらなかったので、特に嫌な思いもしなかったし、「イタリア語がわからないふり」しなくてもネイティブのスピードで話されると何を言っているか本当にわからないので全くノープロブレムだった

☆ようやく食事に


小一時間、ビデオを見てようやく食事に

食事はビュッフェスタイルなので好きなものを好きなように取れるのでありがたい

色々あって目移りする

何がなんて名前なのかはわからないけど(笑 見た感じで食べたいと思ったものをとったらてんこ盛りになった(笑

ワイナリー併設だけあってオリジナルのワインが供されたが、美味しかった

☆ジャンルカ


20代の頃にイタリアに来ると、冗談抜きでイタリア人男性から誘われたり声をかけられることが多々あって、留学中にそれが嫌で「帰りたい」と父にぼやいたら「自分で行きたいと言ってイタリアへ行ったのに“そんなことで”帰ってくるな」と言われたくらい(笑

日本人は彼らからすると「若く見える」ので30代までは「シニョリーナ(お嬢さん)」と呼ばれた私も40代突入したら「マダム(夫人/婦人)」と呼び方が変わった

だから昨年イタリアへ来ても特に「言い寄られる」ことはなかった(親切にはしてもらうけど)のに、パーティに来ていたPaoloの友人「ジャンルカ」は挨拶した瞬間から「ベッリーナ(かわい子ちゃん)、カリーナ(可愛い)」を連発・・・

私の実年齢知ってますか?(笑 言わんけど

目が合えば近づいてきて肩を抱く、手を取り手の甲に口付けする・・・

終始陽気なジャンルカ

セクハラじゃん???(笑 まぁ、生理的に嫌ではないから辛うじて許容範囲だが

で、そんな彼が「ラビオリ美味しいよ」とわざわざブッフェコーナーからラビオリを持ってきてくれた

手のひらほどある大きなラビオリ、美味しかったけど腹パン

最後はエウジェニオがドルチェを持ってきてくれた こちらもとてもお美味しかった

☆最後はカラオケ


宴もたけなわ、時間は22時を回っていた(私はもう眠くて仕方ない)

一体いつ終わるんじゃいと思った矢先にロベルタがマイクを持ったかと思うと歌い始めた

おそらく想像では「愛を伝える歌」で写真を撮れていないが、室内にいて歌う彼女に拍手を送るエウジェニオとジャンルカ

歌よりも何よりも二人の服装が同じすぎて・・・制服ですか!と突っ込みたくなる(笑

この後、Novella含めて2〜3人が歌ってお開きに

眠たいのがちょっとしんどかったけど、パーティ自体はとても楽しくて良い経験をさせてもらった夜だった

結婚20周年おめでとうございます!







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