トスカーナの休日〜コルトナへ〜③
バスの時間まで2時間半!
意外と広いコルトナの街、というか坂道階段が多くて夏はきついね・・・・
☆ちょっと歩けば教会
フィレンツェよりずっと小さなコルトナの街だが、ちょっと歩けば教会に行き当たる(後で地図で教会を数えたら城壁ないだけでも10〜12の教会があった)
◆Chiesa di San Francesco(キエーザ・ディ・サン・フランチェスコ/フランチェスコ教会)
1245年創建のフランチェスコ教会
フランチェスコ教会特有の縦長・フラットなシンメトリーなファサード
中央入り口は大きな鋭尖アーチ型でその上に丸窓がある
フランチェスコ教会の典型的な内部は簡素な単身廊(巨大な箱のよう)
天井は木製の船底型で両側壁には礼拝堂が並び、祭壇画が配されている
エリア・コッピという聖フランチェスコの一番弟子がコンスタンティノープルから持ち帰ったとういう「聖十字架の断片」が主祭壇の聖遺物箱に保管されている
私の好きな聖母子像
こちらは主祭壇向かって右手にあった聖母子画
主祭壇向かって左側
中庭へ出る
◆Chiesa di San Cristoforo(キエーザ・ディ・サン・クリストフォロ/サン・クリストロフォ教会)
えっちらおっちらと坂道を歩く、、、持参した500mlのミネラルウオーターも残り少ないが、あたりに水を買えそうな場所がない
お目当ての「サンタ・マルゲリータ大聖堂」まではまだ2/3を歩いたとろで目についた建物 鐘楼とその下の祠にはマリア像が見える
「サン・クリストロフォ教会」
コルトナの北側、サン・ニッコロ通りとオルト・デッラ・セーラ通りの交差点(モンタティーナ門近く)にある小さな教会だが、私が見たのは教会屋外の小さな礼拝堂だった
この礼拝堂とロマネスク様式の鐘楼は16世紀に「聖母マリアの降誕」を記念して建てられた
どこの大聖堂・教会へ行っても「聖母マリア像」があるとずっと見ていたくなるくらいに、穏やかな表情が好きだ
聖母マリア像の背後のフレスコ画は聖母子の絵
☆汗が吹き出る・・・・
日本と比べて湿度が低いので体感温度的には「日本より暑くない」感覚だが、実際には40度近い気温で滝汗・・・・
サン・クリストロフォ教会を少し行くと「サンタ・マルゲリータ大聖堂」への標識
しかし、、、、遠かった・・・
しかも登り坂、写真のような坂をしばらく登る
大聖堂はまだか〜〜〜い! ちょっとだけ鐘楼が見えてきた
そして糸杉の向こうには湖
この時はこの湖がトラジメーノ湖ということも知らなかったし、まさか後日にトラジメーノ湖へ行くことになるとは思いもよらなかった
☆Santuario di Santa Margherita(サントゥアリオ・ディ・サンタ・マルゲリータ/サンタ・マルゲリータ大聖堂)
汗だくでようやく辿り着いた「サンタ・マルゲリータ大聖堂」
(ここでとうとうミネラルウォーターを飲み干す・・・)
ネオゴシック様式の大聖堂でシンプルながらも美しいファサード
内部は豪華なインテリア(三廊式、ラテン十字型)
この町出身の聖人マルゲリータに捧げられた大聖堂
現在の建物は19世紀に再建されたもの
聖マルゲリータは晩年を過ごした教会裏の部屋で1297年に亡くなる(この部屋は身廊左側、現在の第三祭壇の場所に当たる)
主祭壇に聖マルゲリータの遺体が収められている
聖マルゲリータの眠る棺はピエトロ・ベレッティーニの設計(1774年)
シエナの大聖堂は白黒の縞に青い天井だったが、サンタ・マルゲリータ大聖堂は赤白の島に青い天井で女性である聖マルゲリータに捧げた建物としてふさわしいと個人的に思った
献灯の蝋燭ケースが綺麗
こちらは聖マルゲリータの像、実際このようなお顔だったのだろうか
この像の下に「Qui è morta S.Margherita(聖マルゲリータはここで亡くなった)」と書いてあった
とにかく美しい聖堂内で一つ一つをゆっくり拝観して回りたかったがバスまで後1時間ちょっと
聖母マリア様に別れを告げ、大聖堂を後にする
この後はさらに上にある「Fortezza di Girifalco(ジリファルコ要塞)」へ
この坂道を見て正直やめようかと考えた・・・(笑
⇨⇨次回へ続く