深夜四時、俺の時間には誰もいない
深夜、誰もいないからこそ、自分の時間と言える。静かな街、静まる空気、家。道には誰もいない。いつもより広々とした道を大雑把に歩く。静寂と共に。
自分が求めた静けさと心地よさがここにある。一方、矛盾する感情も表れる。人を求める感情。交流を求める欲求。どちらか一方だけでは満たされないと、この生命は訴えている。その贅沢な悩みにどう応えるか?それは、なるようにしかならない。満たされないものが常にある、それが常人の在り方だ。仕様とも言える。一人や夜は自分にとってのホームだ。そして表立った時、自分は消耗する。
その様な仕様こそ、この個体の持つ特性だ。
何かがあっても、一人の時間が癒してくれる。他者に癒されることもある。だがそれはその人が存在したという幸運があって起きる事だ。幸運は常に起きることは無い。それを忘れないでおきたい。
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