性犯罪者の楽園日本からレイプ大国への移住計画⑪結局住めそうなのか編
日本が女にとって生きる価値を失うほどヤバいのでレイプ大国スウェーデンへ移住しよう話、ひとまず最終回。これまでの調査の結果、逃亡先としてスウェーデンは相応しいのかどうかを考える。
前回はスウェーデンの治安について↓
シリーズを最初から読んでくださっている方にはわかると思うが、今回初めて読むという方に向けて概要をまとめていく。
そもそもなぜ日本から海外に移住したいのか。
端的に言うと、日本がヤバいからだ。
女であるというだけで、この国は男性よりも遥かに生きづらい。
セクハラ、痴漢、レイプなどの性犯罪は後を絶たない。
しかもその上、性犯罪を被害者が訴えると、こんな反応がいくつもみられる。
「冤罪目当てじゃないのか」「本当に被害はあったのか」「自分が男を誘うようなことをしたのではないか」「ブスだから誰も狙わない。本当は被害に遭ってないだろう」「美人だから狙われても仕方ない」「露出の多い服装をしてたからじゃない?」「そんな格好をしていたら狙われても仕方ない」
とかく日本社会では、性犯罪被害者を疑い、貶し、加害者を守るような言動が良しとされ、被害者は未成年でも成人していても、現実で、ネット上で、他人から袋叩きにされる。
犯罪が無くなるとは思わない。
しかし、ただでさえ傷ついている性犯罪被害者を、まるで正しいことをしているかのような顔で叩く社会が、わたしには生きていけないと思った。
海外移住を具体的に計画しようと考えたきっかけは、2019年1月9日にニュースになった、NGT山口真帆さんの暴行事件。
このシリーズでnoteを書き始めて2週間になるが、この2週間の間に、強姦強盗の常習犯である慶應学生の渡辺陽太が不起訴となり、世界的フォトジャーナリストの広河隆一が強姦常習犯として報道された記事をきっかけに、さらに逃げ場のない海外で2週間毎晩レイプされ続けた女性の告発がニュースになった。
Twitterで話題になるセクハラや性犯罪、性差別の話題は尽きることが無い。
挙げ始めたらキリがないが、ひとまず日本はこういう国だ。
逮捕されても金があれば不起訴となるし、2017年に伊藤詩織さんがレイプ被害を公表したときのように、大々的に顔や実名を出して告発した被害者への酷い反応は忘れてしまった人も多いかもしれないが。
そんなわけで、ひとまず性犯罪被害者が叩かれない、きちんと同情を受けて守られる国に行きたいと考えた。
前述のように日本では常習犯でも金を積むと不起訴=無かったこととなるので、では性犯罪の発覚数が多い国を見ていくことにした。
そして出会ったのが性犯罪(レイプ)発生率が世界2位の国、スウェーデン。
スウェーデンでは性犯罪に関して、被害者ファーストとなっている。
日本でいう痴漢もレイプ、夫婦間での望まないセックスもレイプだ。そして、夫婦など同一人物間でのレイプは、その回数だけ加算される。
他国ではたとえば1年毎晩レイプされていても1回とカウントされるが、スウェーデンではそうではない。
またスウェーデンでは、主要国一の移民の割合であることから、移民として過ごしやすい社会である可能性が高く、男女平等を測るジェンダーギャップ指数で2018年世界3位と高順位であり、女性が働きやすいと考えられる。(日本は110位/149カ国中)
しかし、移民や難民の受け入れが多いということは、それだけ多様な文化の人々が集まっているということなので、それによる衝突や犯罪、トラブルは考慮しなくてはいけない。
治安だけの指標ではないが、世界平和度指数では、スウェーデンは2018年世界14位。(日本は9位/163カ国)
比較的上位だと言えるが、他国ではほとんどそうであるように、日本のようにどこにいっても基本的に安全(生命の危険が無い)ということはなく、治安の悪い地域は必ずある。そういった地域を回避して生活することは、自分の身を守るために必須であるといえる。
ちなみに日本は治安がいい国とされているが、立件されない痴漢被害や性犯罪が毎日起こっていて、それは「治安の悪い地域に多い」と一概に言えるものでもないことから、わたしは日本が性犯罪を主体に見た時にまったく治安がいい国だとは思えない。
海外のような回避しやすさもないと思う。
また、移住するにあたって、その国の文化を受け入れられるかどうかは重要だ。
前述したとおり、多国籍の移民による価値観の違いが原因のトラブルは勿論起こりうる。そして、国民性として、日本と比べて「いい加減で、勤勉でない」と感じる場面も多いかもしれない。
ミーティングをするのに遅刻が当たり前だったり、任せた仕事が期日までに全然進んでいなかったりなどの話はよく聞く。
そのような文化の違いは受け入れて順応していく必要があるだろう。
個人的には、最終的に物事が回っていけるのであれば、多少いい加減でも構わないような気はするが、これは実際に体験してみないとわからないことのひとつだと思う。
スウェーデンというと、高い税率とそれによる潤沢な医療福祉のイメージを持つ人も多いと思うが、医療福祉に関してはまったくの無料でないことは覚えておくべきだろう。
消費税は対象によって変わるので、一概に高いばかりとは言えない。(詳細は②具体計画編を読んでほしい)
医療は格安な分、日本の比ではない待期期間の長さが社会問題になっている。わたしは今のところ健康だが、医者にかかることの多い人にはお薦めしづらい点だと思う。
スウェーデンでの結婚観は非常にライトで、結婚制度の他にサンボ制度というパートナー制度がある。
これは申請すると、婚姻関係と同等の社会的扱いを受けることができる。たとえば、スウェーデン人とのサンボ制度によって定住ビザを得ることもできる。
そしてスウェーデンでは離婚率が高く、50%以上と言われている。スウェーデンでは専業主婦が少ないことから、離婚しても自立して生活していける女性が多いこともその一因ではないかと考えられる。
スウェーデンでの出産や子育て、教育の場面では、税金での補助などにより、お金がかからない場面がとても多い。(無料ではない)
分娩での無痛処置についても肯定的なので、日本よりも安心して子供を産み育てられる社会環境づくりがなされていると思う。
しかし、地域によっては病院の選択権が少なかったり、日本よりも産後の退院までが短い…などの点もある。これは人によってどちらを重要視するかにより良し悪しが変わる問題なので、一概にどちらがいいとは言えない。(詳しくは⑤出産編を参照)
教育については、大学まで基本的に教育費が無料で、親元から離れて生活する学生のための奨学金制度などもある。
しかし、奨学金があまりに多額になってしまい、50代になっても返済しているという人も多かったり、返済率が低いなどの問題もある。
移民の語学学校も無料のものがあるが、多国籍な生徒たちには授業を受けるマナーをそもそも知らない人もいるため、十分な教育を受けたい場合はやはり有料の学校に行くほうがいいだろうと考えられる。
実際に移住するにあたっては、学生ビザか就労ビザでの滞在となるが、就労ビザはスウェーデンでの雇い主から一筆もらう必要があるため、いきなり得ることは難しい。
ちなみに贅沢をせずに1年間住むためには、学生150万円、社会人で230万円ほど準備が必要だ。
スウェーデンが移住先として適当かどうかは、実際に住んでみないとわからないことも多いだろう。
ノービザでも90日間の滞在ができるので、短期滞在を経てその判断をする必要があると思う。
現状の情報では、スウェーデンは女性が移民として暮らしていける可能性は大いにあると感じた。
どんな国でも、良い面と悪い面は必ずある。日本がそうであるように。
ただ、日本国内のどうしても我慢ならない点が、海外に住む不自由に勝つのであれば、海外で生きていくことを選択してもいいと思う。わたしは今、その選択をしようとしている。
海外に出てみてやっぱり無理だわーと感じたなら日本に戻ればいいだけの話だ。笑
海外情報を収集していると、海外移住の良いことをたくさん挙げている人、またはその逆に、海外移住での不満や危険なことをたくさん挙げている人、どちらも同じくらい居ることがわかった。
どちらかの意見だけに偏らずに、どちらも参考にした上で、最終的に自分自身が判断して決定することが重要だと思う。
人のせいにすることは「こんなはずじゃなかった」「誰も教えてくれなかった」などの不満が生まれる常套でもあるし。
今回でスウェーデン移住についての考察は一段落とし、次回以降はまた他の国をテーマとして移住計画を立てていこうと思う。
↓今回参考にしたウェブサイトやブログです。ありがとうございます。