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こどもは物の取り合いをよくする
どうしてこどもたちは、物の取り合いをよくするのでしょうか?
使っていないおもちゃであっても「あとで使う」と言って、友だちに、貸すことがなかなかできません…(°▽°)
ものをめぐるいざこざは 幼児期全般に見られます。
年齢を重ねてくると、明確に相手の使っているものを使いたいという思いが強くなり、 奪おうという手段を選び、お互いぶつかり合い取り合いが起こります。
ものをめぐるトラブルが多いのには、物の所有に、関する子どもの考えが関係しています。
先に使っていた人に交渉してからものを獲得するという、先行所有ルールが、1歳から2歳ごろに 理解されます。
しかし、「かして〜」「ちょうだい〜」と 交渉しても、使っている相手が簡単に使わせてくれるわけではないのです。
そのためトラブルになるのです
よく見られる光景ですね…
「○○ちゃん ブランコ順番変わって〜!」
「いーやーだー!!!」
兄弟関係でも、 家にある玩具は全て自分のものだ!と 年上のお子様が年下のお子様に玩具をなかなか貸してあげられないという姿もよく見られますよね!
自分の周りにあるものは使っていなくても自分のものという認識があり、使用と所有の概念が未分化なことによって生じる問題です。
子どもたちは、自分の玩具を他の子どもが使っていたら「とられた!」と思ってしまいます。
「貸す」というのは、所有者に変更はなく 使用者が一時的に変わること
なのですが、この理解が子どもたちには難しいのです。
このこどもたちの心理を、理解した上でやりとりを見守り、言葉がけしていきたいですね!