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【詩】永久花

カサカサになった葉っぱたち
一所に束ねられ
なんだか窮屈そう

月日が流れるに連れ 色褪せていく花弁
スポイトで潤いという潤いを全て抜き取られてしまったかのよう

部屋の中はがらんどう
水の張ったグラスが卓上に
一口だけ飲んだ

満たされた私と乾ききった永久花
抱き締めたかったけれど
余計に苦しめてしまいそうで
そっとしておいた

口なしの永久花
生気を失いつつあるその全身で
訴えかけてくる
束ねられず自由の身になりたい  と

ほんの小さな落涙の行方を知っているのは
静寂を耐え忍ぶ永久花だけ

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