【脳外科医が解説】-睡眠と成長ホルモン⇨効率的な学習-

こんにちは！脳外科医のあみとです。

今回は睡眠と成長ホルモンについてお話ししたいと思います。

成長ホルモンは、身体の成長に関連する重要なホルモンです。よく言われてるように、子供が早く寝ることが大切だと言われるのは、成長ホルモン分泌に密接に関係しているからです。

ただ、この成長ホルモンは身体の成長を促すだけでなく、記憶や認知機能にも大切な役割をしていることが過去の研究から示唆されています。

つまり、成長ホルモンによって”身体も脳も育つ”というわけですね

成長ホルモンはしっかりと分泌させることは非常に身体にも脳にも大切だということがわかっていただけたでしょうか。

成長ホルモンをしっかりと分泌させるために、睡眠についてみてみましょう

レム睡眠とノンレム睡眠

睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠の2つの段階があります。深い睡眠はノンレム睡眠に該当し、浅い睡眠はレム睡眠です。

レム睡眠は英語でRapid Eye Movement（高速眼球運動）を意味し、この状態では脳が活性化しています。

一方、ノンレム睡眠では、脳は休息状態にあり、脳波はゆっくりとした波を出しています。

学習とノンレム睡眠

ノンレム睡眠の時に記憶が整理されると言われています。

つまり、学習においては、ノンレム睡眠をどれだけ取るかが重要です。

ノンレム睡眠をしっかり取るためには、睡眠の環境を整えることが大切です。

寝る前にリラックスできる環境を整え、光や音などの外的要因を遮断しましょう。

ノンレム睡眠をうまく取ることで、脳の状態がリセットされ、記憶が定着しやすくなります。

さらに、成長ホルモンの分泌が最も多いのは、
最初に行われる最も深いノンレム睡眠の時です！

この深いノンレム睡眠をしっかり取ることが、
心身の健康にとって非常に大切な要素となります。

まとめ

今回は、睡眠と成長ホルモン、また睡眠と学習についてお話ししました。

ノンレム睡眠の質を高めることが、学習や成長ホルモン分泌に重要であることが分かります。

今日からでも、部屋を暗くしてしっかりと睡眠をとることから始めませんか？

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某大学病院で働く 脳外科医あみと が
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