【英雄】歴史に刻まれた世界の伝説的"サボリスト"に学ぶ、究極のサボりテク
「できることなら仕事なんてサボりたい…」
「真面目に働いても、給料なんて増えないからなぁ…。」
そうつぶやきながらも、あなたは結局真面目に働いてしまう。努力しても報われないことなんて分かりきっているのに。適当に生きていた方が良いのに。
しかし、実はその正直な気持ちをそのまま実現した、“仕事をしない”英雄たちも存在します。
ここでは、現実でも大きく報道・拡散され、ちょっとした“伝説”となった3人のサボり事例を題材に、いかに巧妙かつ大胆に仕事をサボってきたのかを探っていきます。
これは、ただの興味本位ではありません。サボりの極意を学ぶことで、私たちも日々の仕事から少しでも自由になるヒントを得ることができるかもしれない――そう考えるからです。
ここでは、「派手にサボって世界から注目を浴びた偉人たち」のエピソードを紐解き、彼らのサボりテクニックを分解・分析してみましょう。その先にあるのは、きっと私たちが夢見る“究極のワークライフバランス”、いや、“ワークレス・バランス”かもしれません。
1. アメリカのソフトウェア開発者「Bob」
まず紹介するのは、世界中で大きく話題になった“伝説の開発者”こと「Bob」の事例です。
彼はアメリカで高給取りのソフトウェアエンジニアとして勤務していましたが、何と自身のプログラミング業務をそっくりそのまま中国の外注先に委託。
自分の席ではネットサーフィンや動画鑑賞に励み、日本の社内ニートと同じような生活を送っていたようです。
1. サボりの手口
VPN経由で外部に丸投げ
Bobは会社のセキュリティシステムを利用して、遠隔で中国の業者に仕事を依頼しました。中国のプログラマーは真面目にソースコードを書き上げ、Bob本人は“提出した成果物”としてそれを堂々と納品。上司の信頼を獲得
仕事の質がむしろ高かったため、上司からは「Bobは優秀なエンジニア」として評価されていたようです。まさに手間いらずで、しかも評価はうなぎ登りという一石二鳥。サボりがバレたきっかけ
ある日、会社のセキュリティ担当が中国からのVPNアクセスを不審に思い、調査を開始。すると、“Bobのアカウント”が中国からログインしていた事実が露呈し、やがて「業務外注」の全容が明らかになりました。
2. 学ぶべきポイント
委託コスト<給与 という“差額”が利益に
Bobは中国に支払う外注費よりも自分の年収のほうがはるかに高かったため、差額を自分の“サボり報酬”として享受していたわけです。ソフトウェア会社でも経営すればいいのに。仕事の評価を保ちつつ遊ぶ という究極形
サボる以上、一番困るのは「仕事が進まない」「成果が出ない」ことで上司に怒られること。しかし、Bobの場合は真逆です。仕事の成果物はむしろ安定していて高品質。だからこそ上司にはバレずに済んでいたのです。
2. スペインの公務員、6年欠勤の偉業
続いては、スペインのある地方公務員が起こした“6年間まったく出勤しなかった事件”です。
名前はホアキン・ガルシア氏とも報じられ、給与はきちんと支払われ続けていたようです。
1. サボりの手口
部署間連携の盲点を突く
ガルシア氏は公共施設に勤めていたものの、実際にどんな仕事をしていたのか把握している上司がおらず、他部署との連携も薄かったようです。上司同士が「あの人はあっちの部署で働いてるのかな?」と勘違いし合っていて、誰も彼の不在を気にしなかったというのです。上司も気づかない鉄壁の存在感の薄さ
給与の振込先情報などはそのままで、本人も特に何も報告しなかったので、“非常勤職員”的な存在だと誤解されていた可能性もあります。
2. サボりがバレたきっかけ
勤続表彰で発覚
勤続年数が長い職員に贈られる表彰の段階で、ガルシア氏の名前が挙がった。その瞬間、「いや待てよ、この人物、どこに在籍しているんだ?」とみんなが疑問を抱き、調査の結果、実際には全く出社していなかった事実が明るみに出ました。
3. 学ぶべきポイント
“存在感の薄さ”こそ最強のサボり手段
正面突破型のBobとは異なり、存在そのものが認知されない。これはこれでサボるうえで理想的な状況と言えます。部署間調整の煩雑さや組織の縦割りを逆手に取るのは、公務員ならではの技といえるかもしれません。サボりには“上司の無関心”が重要
スペインの公務員制度の問題点も指摘されていますが、もし組織内で誰もメンバーの勤務実態を追わないのであれば、“サボり放題”が実現するわけです。日本の会社も存在感を出すと給料は増えずに仕事だけ増えるので、同じかもしれません。
3. イタリアの病院職員、15年間無断欠勤の金字塔
さらに衝撃的なのは、イタリアの病院勤務の公務員が15年間も出勤しなかったというニュース。
これは「うっかり通勤をサボった」というレベルをとうに超え、生活保護の間違いではないかと私も目を疑いました。
1. サボりの手口
制度の“すき間”を貫く長期戦略
日本では考えにくいですが、公務員の雇用制度が複雑なこともあって、イタリアではこうした“超長期の無断欠勤”がまれにニュースになっています。
書類やチェック体制がほとんど機能していない一部の職場では、「名前だけ登録されている職員」が普通に存在しているケースもあるそうです。羨ましいなぁ。1日2日ではなく15年という途方もない期間
驚くのは、発覚までに15年もの月日が流れたこと。合計で約8,000万円の報酬を得ていたそうです。
2. サボりがバレたきっかけ
組織内の抜き打ち調査
外部監査や何らかの調査のタイミングで「全く出勤していない職員がいる」と分かり、やがてニュースにまで発展しました。“レジェンド”として注目の的に
世界のメディアがこぞって報道した結果、「史上最強のサボり人」とまで称されることに。イタリアでは“公務員の不正”というシリアスな文脈もありますが、ネット上では半ば呆れながら賞賛する声もあがりました。
3. 学ぶべきポイント
監視の目が届かない組織を選ぶこと
上司や勤怠システムがしっかりしている職場では到底できない話です。サボりを貫徹するためには、監視の網が緩いところを見極めなければなりません。最終的には“内部チェック”から逃げ切れない可能性
15年はあまりにも長すぎた――そう思わざるを得ません。いつかバレるリスクはゼロではない、というのも教訓でしょう。
おわりに
これら3人は、“サボり”という行為の可能性を最大限に発揮し、人々の想像をはるかに超えるスケールでサボりきってみせました。その巧妙さや大胆さは、きわめて興味深いものです。
外注やテクノロジーを活用する:
アメリカのBobのように、仕事をそっくり外注する手段は、サボり界の最先端といえます。スキルやリソースをうまく利用すれば、働いている“ふり”をしながら成果だけはしっかり確保することが可能です。組織の連携不備を逆手に取る:
スペインの公務員ケースでは、縦割りの弊害がサボりに最適な環境を生み出していました。大組織の「他部署に丸投げ・曖昧管理」はサボる側からすると格好のチャンス。お互いに勘違いし合う状態を継続できれば、出勤しなくてもバレないわけです。チェックの甘い環境で長期戦を狙う:
イタリアの病院職員のように、15年間という超長期不在を可能にしたのは、給与制度や勤怠管理におけるガバガバぶり。サボりの黄金律は「監視の網から外れること」ですが、そこを見事に突き抜けた例といえるでしょう。
こうした事例を俯瞰してみると、サボりを成立させるためには、以下の要素を複合させた、高度で狡猾な戦略眼が必要になるということがわかります。
組織が主体的に動かない(あるいは監視が緩い)
成果物や実績を作る、もしくは上司にあるとみせかける
存在感の薄さ・装いの巧みさ
もし私たちが“サボりの極意”を習得するとしたら、まずは自分の働く環境がどの程度“サボりフレンドリー”なのかを見極める必要があるでしょう。
そして、できるだけ“誰も自分の存在を気に留めていないポジション”を確保する。周囲に「仕事をちゃんとしているふり」ができる仕組みや技術を取り入れながら、真実を隠し通すのが理想像です。
サボりに寛容な世界観を体感してみると、案外生きやすい人生が開けてくるのかもしれません。
※実際に行って会社に処分された場合においても、当方は一切の責任を負いません。ニュースにならないように上手く隠してください。
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