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【詩的実験】神経症

たたなわる笑い声が
ぼやぼやと耳の中に拡がり
飛び交う話し声が
はらはらと頭の中で消失する
わたしはどっちつかずで
曖昧な顔しかできなくて
つまらない
そんなわたしがつまらない 

それでもひとのぬくもりを求めてしまう
わたしの心は未熟である
未熟ゆえに
ひとのぬくもりさえも捕らえられず
それでまた求めての繰り返し

大切なものを愛せるつよさがほしい
そのための 空腹の耐久
くすりを多量摂取しながらの

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