傘ネコのプッカ【独身時代のお話】
傘ネコのプッカは、ねこねこ星でいちばん気持ちが軽やかで、誰よりも楽しく飛べる、誰もが認める傘ネコ王子です👑
ただ王子といっても、地球みたいにお城に住んだりはしていません。
ねこねこ星は自然が美しく、一年中気持ちいい気候だから、たいていの猫はほんの小さな家を好み、寝る時以外はほぼ外で過ごすもの。
プッカも例外ではなく、モナネコ公国の北の湖のほとりで、小さな小さなレンガの家に住んでいます。
それとプッカ(21歳)は王子だけど、傘ネコのための傘職人でもあります。
ねこねこ星でも評価が高く、素敵な傘が人気なのはとっても有名な話。
そんな、王子としても職人としても充実して楽しく過ごしていたある日のこと。
モナネコ公国に、6月の雪が降りました。
ねこねこ星の言い伝えで、6月に雪が降ったら溶けないうちにお嫁さん探しの旅に出よう、そしたら最高の猫に出会えると言うものがあります。
だからプッカはこれいい、なんて運がいいんだと叫ぶと、早速傘を片手に旅に出ることにしました。
そうして、その冒険の内容はまた別に書きますが、世界一好きになれるら素敵なピニーと出会って幸せになったのでした。
おしまい❣
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