わかり合えないことをわかり合うために言葉がある。
20241010.
寒いときは温かいお味噌汁を飲むだけで
安心しますね、ほっとします。
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最近感じたこと。
言葉で伝わるように書けるかわからないけれど
今日は書いてみようと思った。
人間関係、友人関係を無意識に私の中で分類していたことに気がついた。
①知り合ったけれど生きている世界や見ている景色が全然違ったため一度きりの出会いだった人。②生きている世界、見ている景色が近いと思っていたけれど話していくうちに少しずつ自分と違うということに気づいて、それ以上の関係になるのを諦めた人。③②のような出会い方で自分と違うと気づいたけれど、それでも一緒にいたいと思った人。この3パターンだった。分類するのは好きではないけれど、こういうことなんだなと思った。
出かけた先で出会った人や、友人を通して出会えた人、そんな人と会って話したり。インスタグラムを通してその人の言葉や写真を見る。素敵だなと思ったり、私と近い感覚があるかも、生きている世界が近いのかな。とか。気持ちが高まってしまうような出会いが時折ある。
でもその人を知れば知るほど、繋がれば繋がるほど、自分と違うことに気づく。冷静に考えれば同じ人などいないから当たり前のことだけれど、喜びを感じていた分、少し気分が落ちてしまうこともある。
そう思っていたときに思い出したのがこの文章だった。
わかり合えないことをわかり合うために言葉があるのだとそう気づいたとき、私はふっと楽になれた。
全て同じではないことをわかり合うために言葉があって、私とあなたが同じだと知るためだけでなく、私とあなたは違うのだと知るために言葉があるのだと。そんなことを教えてくれたように思う。そんなことを感じてからは、わかり合えないことを受け止めてそれでも一緒にいたいと思える人こそ愛おしい存在だと思うようになった。
全てを分かり合えない、全ては同じではないのだと。そう気づいたときが関係の分岐点で、どんな関係になりたいかが変わってくるのではないかなと思った。それにきっと、わかり合えないとわかり合えたときから、ほんとうの関係が始まる気もした。自分はこの人とどうありたいか。年齢を重ねるうち、自身に問うことも増えた。
もちろん私も、知っていくうちに自分と違う人だと気づいてそれ以上繋がるのを諦めた人がいた。
どちらかというとそういう人の方が私は多かった。単純に、それ以上の関係になったり、関係を続けるために使うエネルギーが私にはなかった。
だからこそ、自分とは違うことを受け止めた上で、それでも自分の時間を使いたいと思えたり自分の思いを伝えたいと思える人。エネルギーを使ってでも一緒にいたい人が自分にとって大切な人なのだな、と気づいたりもした。それにきっとそういう人は、相手も同じように私に力をくれるから、一方的な関係では無いのが心地がいい。
そんな人との関係性を書いていたらこんなことも思い出した。
ある人が言っていたこと。
どこで聞いたか忘れてしまったけれど
こんなようなことだったと思う。
なぜか気になってしまう人がいる。
よく知らない人なのに、なぜか意識している人がいる。そんな人はきっと、自分と重なる部分がある人で自分の中に眠っている自分を持っている人なのだと私は思う。実際私もそんな人が何人かいる。
人との出会いで感じるのは、新しい自分と出会える、というより眠っていた自分がその人によって呼び覚まされる感覚がある。新しい自分と出会っているのではなく、もともといた私が覚醒し始める感覚。
だからこそ、人との出会いは特別で、自分が自分らしくなるために必要なことなのだとも思う。
上記で書いたこととも重なると思った。相手を知っていくうちに自分と違うとことに気づいたけれど、それでも一緒にいたいと思った人。はきっと、眠っている自分を起こしてくれるような人なのかもなと。
そんな大切な、人との出会い。
改めて、これからも、いつまでも。
大切にしたいなと思った。
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帰り道。
雨上がりの森は一段ときらきらと。
雨が好きな理由のひとつです。
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