2年前の写真を振り返る
緊急事態宣言が発出された頃、団地に住んでいました。
外に出るのも人と会うのも恐ろしい。けれども、離れて暮らす家族とテレビ電話で励まし合い、主人と支え合って温かい気持ちにもなる。緊張と不安と、非日常特有の高揚感とで生まれて初めての感覚になった日々だったと思います。
家にこもる毎日の息抜きはベランダに出ることで、そこから団地の中庭を見下ろすと、思い思いに過ごす人たちがいました。
正直、「大丈夫なの?」と思う気持ちもあったけれど、普通ではない時に普通に暮らしている(暮らそうとして